Academic Life & Research
教育・研究
学生一人ひとりの「考える力」が伝わる。「プレゼンTOGAKU 2025」開催報告
2026.03.10
東洋学園大学では、都心の立地や大学の持つ様々なリソースを生かした「TOGAKU PBL」(PBL=課題解決型学習)を積極的に推進しています。
2025年12月、1年生のクラス代表によるプレゼンテーションイベント「プレゼンTOGAKU」の全体会を開催。
今年で20回目を迎える「プレゼンTOGAKU」は、入学後間もない学生一人ひとりが、自分自身の関心や疑問を出発点に課題を設定し、調査・研究を行い、その成果を人に伝える力を育むことを目的としています。
本学における学び、特に「TOGAKU PBL」の土台を作る機会として、1年生の必修科目「教養基礎演習B」の中で毎年実施されている取り組みです。

大会の運営は学生主体で、司会も学生が行う
本取り組みでは、授業を通して学生一人ひとりがテーマを決め、リサーチし、プレゼンテーションに挑みます。
各クラスで全員が発表を行ったうえでクラス代表を選出し、代表に選ばれた学生は、学部ごとの全体会において、学部の1年生全員の前で発表を行います。
全体会の運営(発表者紹介、司会、タイムキーパーなど)もすべて学生主体で行われ、代表に選ばれなかった学生もさまざまな役割を担いながら、貴重な経験を積む機会となっています。

12/16(火)に開催された現代経営学部の全体会には、9名が登壇。
各学生が、消費行動やSNS、観光、マーケティングなど、企業や社会の課題と密接に関わるテーマを自分の言葉で読み解き、発表しました。
どの発表もリサーチデータや調査をもとにグラフや表などの資料を用いたプレゼン形式で、説得力のある主張を展開しました。

若者の消費行動を企業の視点から分析した発表や、外国人観光客に関する実態をデータで検証した発表、口コミの信頼性を考察した発表などもあり、社会の実態を多角的に捉える発表が続きました。

八塩圭子学部長は、「どの発表も、リサーチをもとに論理的にプレゼンができていた。発表中に予期せぬトラブルが起きた場面もあったが、最後まで自分の言葉で伝えようとする姿は、これから何度も経験するであろう大学でのプレゼンテーションや、将来の社会での活躍を感じさせるものでした」と述べました。

12/18(木)1限に行われた人間科学部の全体会は、スライドは使わず、おのおのの言葉で語るスピーチ形式。

日常生活に根ざしたテーマから、環境問題や少子化といった社会的課題まで、身近な疑問から社会を考える内容の発表が多く見られました。
仲間とのコミュニケーションやリフレッシュの大切さを複数の視点から説明した発表、「SDGsウォッシュ」という言葉を切り口に環境問題を考えた発表、海洋汚染や電気自動車、スマートフォン依存を具体的なデータとともに示した発表など、いずれも聞きごたえのある内容でした。

自分自身の体験をもとに、調査や提言へと展開する構成は、「身近な疑問を大切にする」人間科学部での学びの出発点であることが伝わります。
阿部一学部長は、「一年生全員がスピーチを経験していること自体が、大きな自信につながる」と語り、今後の学生生活への期待を寄せました。

12/18(木)2限に開催されたグローバル・コミュニケーション学部の全体会では、「自分の好きなこと」を学びに繋げたプレゼンテーションが並び、学生一人ひとりの個性が際立っていました。

音楽やファッション、船舶輸送、海外でのボランティア体験、AIとの付き合い方、英語学習、少子化対策など、体験を通して得た気づきを社会や将来へと広げてゆく発表が行われました。
体験に基づいた言葉の力や、「当たり前」を疑う視点、賛成・反対の両面から考える姿勢は、グローバル・コミュニケーション学部の学びの特徴が出ていました。

高尾享幸学部長は、「各々が『好きなこと』をテーマにプレゼンしてくれたのが良かった。教員としても新しい発見がある発表が多くあり、レベルの高さを感じている。これからも好きなことを深めて欲しい」と語りました。

プレゼンTOGAKUの取り組みを通して、学生一人ひとりが自ら考え、伝える力を磨きながら、大学での学びの第一歩を踏み出しています。