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「日本文化を愉しむ」をテーマに、アメリカの大学生を秋葉原に案内! 飯田ゼミの特別授業・大学周辺散策ツアー

大学間連携,人間科学,国際交流

2024.06.27

6/6(木)、人間科学部の「哲学・倫理学ゼミ」(飯田明日美准教授)が、サム・ヒューストン州立大学(SHSU)の学生たちをゲストに迎えた学外研修を実施。
「日本のサブカルチャー」をテーマに、秋葉原を探索しました。

今回の学外研修は、異文化コミュニケーションを介した自己理解・他者理解を深めることを目的に行われました。
ゼミ生たちは事前にSHSU生が喜びそうなものを調べ、「日本のサブカルチャー」というテーマを設定。
さらに、「車社会のテキサスで暮らす学生が電車の乗り降りや街歩きで困らないためには」「何人程度のチームならお店の迷惑にならないか」など、アメリカ・テキサスと日本との文化や生活様式とのギャップを考えたうえで、探索コースやグループ分けの計画を練りました。
最終的に、「アニメショップ訪問と神田明神でおみくじ体験」「メイドカフェ」「カプセルトイの自動販売機」という3チームに決定。
英語が得意なゼミ生がSHSU生とやり取りしながら先導し、それ以外のゼミ生が混雑した街中でもスムーズに動けるよう後ろから目配りして支えるなど、各チームが自分たちとは異なる環境で育った人への配慮を随所で行いながら、秋葉原を案内しました。

秋葉原の街に馴染むよう、少人数チームに分かれて散策スタート

取材スタッフが同行したチームは、事前にリサーチしたカプセルトイの自動販売機やショップにSHSUの学生たちを案内。

同行させてもらったチーム

SHSU学生は、歓声をあげながらカプセルトイを体験し、さらにアニメのフィギュアなどもお土産に購入していました。

JR秋葉原駅構内にもカプセルトイの自動販売機が多数設置

事前にリサーチしたショップに到着

キャラクターのカプセルトイに挑戦

浮世絵や日本の景色に興味があるSHSU学生のリクエストを受け、急遽、日本の風景をあしらったポストカードの店を探して案内するという一幕も。

念願の「日本の風景」のポストカードを発見

ゼミ生たちからは「日本に来る外国人=皆アニメ大好きなのかと思っていたが、そういうわけでもなかった」「サブカルだけではなく、むしろ浮世絵といった伝統文化に関心を持っていた。自分(日本人)はむしろ浮世絵は全く知らないのに」「アイドルやメイドといった日本独特の『萌え』や『カワイイ』文化に驚いていた」「車社会から来て、電車に乗ったことはないはずなのに、すぐに適応できていた」「かき氷など、私たちにとって普通のものを『初めて食べる!』と喜ばれ驚いた」といった声が。

今回の学外活動を通じて、違う文化を持つ人々をサポートする経験に加えて、日本人が普通だと思っている・日常に根づいている生活文化やサブカルチャーについて、SHSU生の反応を通じて新たな視点で捉えなおし、理解を深めるきっかけになったようです。