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「爆発的」な発想でドローンの新たなビジネス戦略を提案!IER×本庄ゼミプロジェクト中間発表

産官学連携,現代経営

2024.06.29

6/14(金)、現代経営学部「マーケティング戦略とプロジェクトマネジメントゼミ」(本庄加代子教授)と株式会社石川エナジーリサーチ(IER)による、産学連携プロジェクトの中間発表会が開催されました。

本プロジェクトは、「ドローンの市場創造の可能性を検証するマーケティングリサーチプロジェクト」を全体テーマに、無振動エンジンをはじめとする高機能のドローン開発を手掛けるIERに対して本庄ゼミのゼミ生が市場リサーチ・分析および新規市場開拓に向けた提案を行うというPBL(Project Based Learning)型の企画。
今回の中間発表会では、5月に行われた現地視察後を経て練り上げた4つの提案が行われました。

中間発表会は当初リモートで行われるはずでしたが、「直接熱意を伝えたい」というゼミ生の強い思いと、IERの皆様のご協力により、急遽対面での開催へと変更。
当日は、直前まで企画や発表の段取りを細かく確認・調整するゼミ生たちの姿が見られました。

今回はゲストとしてIER代表取締役社長の石川満氏をお招きしたほか、本学職員も審査員として参加しました。

(株)石川エナジーリサーチ 代表取締役の石川満氏

まずはゼミ長の桜井さんから、ゲストの方々へのご挨拶と前回視察時のプレゼンテーションでIERの方々にご指摘いただいた「爆発力のある発想」を踏まえた数々のアイデアを紹介。
そのうえで、「実現性」を踏まえた提案として、4チームがそれぞれの企画を発表しました。

緊張の面持ちで開会挨拶を行うゼミ長の櫻井陽太さん

1チーム目は、「SNSマーケティングによるZ世代への企業認知度向上」を提案。

独自の知名度調査結果や競合他社のSNS分析に加え、今後のインスタグラム施策についてラフレイアウトを用意し具体的なコンテンツ展開を提案、企業側からの高い評価を得ました。

2チーム目と3チーム目は、それぞれIERの地元である群馬県のニーズに応える施策として、「群馬JA(農協)に対する農業用マルチドローンの需要リサーチプロジェクト」「スキーゲレンデへのドローン投入に向けたマーケティングリサーチプロジェクト」を提案しました。

4チーム目は、自分たちのスポーツ経験を活かし、「サッカー用ドローン試行に向けたテストマーケティング」を提案。
先行事例として、サッカーチームの指導者を務める卒業生へのインタビュー調査結果などを紹介しました。

プレゼンテーション後には、ゲストの方々より企画内容とプレゼンテーション技術、それぞれに対する評価をお話しいただきました。
IERの皆様からは、企画内容は1チーム目のSNSのマーケティング提案、プレゼンテーション技術は群馬JAへのリサーチプロジェクトを提案した2チーム目が高い評価を受けました。
さらに、講評では「爆発力のある提案」と「実現性」やビジネス判断との両立という、難しいポイントについての意見交換も。
ゼミ生たちにとっては、リアルなビジネス現場ならではの視点や判断力を学ぶ貴重な機会となったようです。

真剣な表情で石川社長の指摘を聴く副ゼミ長の熊倉諒人さんとゼミ長の櫻井陽太さん

本庄ゼミでは今後、企画のさらなるブラッシュアップを行い、マーケティングリサーチ戦略の実践を行う予定です。

中間発表が無事に終了し、笑顔のゼミ生たち

本庄教授(前列左)とゼミ生たち