Academic Life & Research
教育・研究
今年も鎌倉・江の島で日本のソフトパワーを調査!井上プレゼミ2年生の学外研修
2024.08.12
6/22(土)、グローバル・コミュニケーション学科科目の2年次プレゼミ「専門基礎演習A」(井上実佳教授)が、関東有数の観光地、鎌倉・江の島で日本のソフトパワーに関する現地調査を行いました。

同プレゼミでは、4月から「なぜ日本文化は人気なのに政治・外交では影が薄いのか」 との問いを立て、輪読や事前調査で準備を重ねました。
ここからは2年ゼミ生の各班による当日の報告をお届けします!
<ゼミ生のレポート>
【外国人観光客班】
私たちはA・Bチームに分かれ、江ノ島電鉄を中心に様々な場所で外国人観光客にインタビューを行いました。
趣旨を説明すると、皆さん気さくに応じてくださいました。
主なインタビュー内容は「日本の好きな文化」「日本の政治についてどう思うか?」「日本をどうするべきか」で、外国人観光客に調査しました。
その結果、仕事に対するプライドや礼儀正しさなどに関する意見がありました。
他方、「政治ではもっとオープンになったほうが良い」「新しいアイデアを取り入れたほうが良い」といった意見がありました。
【店舗・名所インタビュー班】
私たちはお土産店と隠れ家的な菓子店、飲食店でインタビューを行いました。

「どのようなお客様が多いか」「外国人観光客は多いか」「コロナ禍での変化」についてインタビューしました。
お土産店では「コロナが始まった瞬間外国人観光客が減った」といったお話を伺いました。


また、日本のソフトパワー調査では食も大事な対象。
「海外の友人にも聞いてみたところ食、漫画、アニメは絶大」(ゼミ生)とのことで、予算・時間と相談しながらランチの調査を行いました。
午後はゼミ全員で鶴岡八幡宮を調査。
週末とあって、小町通から若宮大路、鶴岡八幡宮への道は大賑わい。国内外からとみられる観光客がたくさん訪れていました。

ゼミ生の調査によると、鎌倉を観光地として選んだ理由は「滞在期間が短いので、日帰りで観光できる鎌倉にしました」、「ジブリの映画の一部分が鎌倉に似ているので見に来ました。」などがあげられたとのことです。
実習後のゼミでは、事後研修でさっそく総括を実施。
各班でプレゼンテーションを作成し、調査結果を発表、当日参加できなかったゼミ生が各班の報告にコメントを行いました。



さらに、学期末にはテキスト『新版・日本外交の論点』輪読や学外研修での調査をもとに、レポートを執筆。
「外国人観光客にインタビューをした結果、私たちが考える文化と外国人観光客の考える文化の捉え方に違いがあることが分かった」「文化の点では大きな注目を集めている日本だが、文化や観光地が有名でかつ人気を集めているとしても政治や外交といった面では全く別の視点で捉えられてしまう」(井上教授)というコメントの通り、学内外での研究をと通して発見も多かったようです。
春学期を通して全員で取り組んだ、実り多いプロジェクトとなりました。