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グロコミ

韓国で食や観光、ポップカルチャー、国際関係などをテーマに調査&インタビューに挑戦

グロコミ

2024.10.02

9/3(火)~6(金)、グローバル・コミュニケーション学部「社会調査・フィールドスタディ演習/エコツーリズム論」(泰松範行教授、李孝連専任講師、中村知子専任講師)の海外実地研修を韓国にて実施。
学生3名と教員が、韓国の食や観光、ポップカルチャー、国際関係に関する調査やインタビュー、現地大学生との交流を行いました。

左からグローバル・コミュニケーション学部3年の中島世奈さん、山﨑莉奈さん、内山睦心さん

韓国到着後、一行はまず、「DMZ(Demilitarized Zone:非武装地帯)」と呼ばれる地域を見学。

DMZは韓国と北朝鮮との境界にあり、戦争や平和について世界に伝えることを目的に、観光資源としての開発が進んでいます。

学生たちからは、「韓国が分断国家であるということ、停戦中であるということを改めて感じました」(中島さん)、「(留学で訪れたことのある)都市部とは空気が違った」(内山さん)という感想が。
DMZ内に畑や幼稚園などもあり、暮らしている人がいること、一方で身分証の提示や物品の持ち込み・持ち出しなど様々な制約があることに驚いたという声も聞かれました。

2日目からは、大統領の官邸であり観光向けに一部開放されている「青瓦台」や、都市の環境保全のために復元され、市民の憩いの場となった「淸溪川」といった新旧の観光資源を訪問。

青瓦台

淸溪川

さらに、新村地域や弘大地域を舞台に、「韓国のスタディカフェ文化」「コンビニ文化」「テコンドーのスポーツ文化」というそれぞれの研究テーマに沿って、各自が街頭インタビューを行いました。

9/5(木)に行われた漢陽⼥⼦⼤学校との交流イベントでは、調査計画のプレゼンテーションを行った後、同大学校の学生たちに対してグループインタビューを実施。

同大学校の学生たちが研究している「日本のお菓子」についての情報交換も行ったほか、韓国の伝統菓子である「薬菓」づくりにも挑戦し、食や文化について様々な視点で体験しました。

漢陽⼥⼦⼤学校との交流は大成功に終わり、同校のキム・ジヒョン教授より「今後本学との更なる交流を期待している」というお話もいただきました。

今回の韓国フィールド調査を終えた3名は、それぞれの調査結果をまとめ、学内でプレゼンテーションを実施予定。
「(現地でのデータを)卒業論文に活用したい」という声も聞かれたほか、実りの多い学外研修となったようです。

宿泊していた「韓屋」(韓国の伝統住宅)でディスカッションする学生たち

指導・引率を担当した李専任講師のコメント:
今年度の本授業は、学生たちが現地(韓国)でのインタビューに挑戦できるように構成しました。
街で、しかも言語が異なる海外の街でインタビューを行うことは、教室で事前にインタビューの方法などについて学習をしたとしても簡単なこととは言えません。
しかし、猛烈な暑さに負けずに熱情を持ってインタビューに臨む学生たちを見て、調査後には各学生の成長を感じました。
今回行ったインタビューを含め、現地の大学生との人的・文化交流などの経験を活かし、今後もどんどん成長していくことを期待したいです。