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教育・研究

[現代経営研究会]2024年度の現代経営研究会がスタート。第1回は株式会社スノーピークの山井代表が登壇

現代経営

2024.10.25

さまざまな業界・企業の経営者をお招きし、現代社会を読み解くヒントを学ぶ「現代経営研究会」。
第17期となる今期は、「結ぶチカラ」を年間テーマとし、全5回すべて対面・オンラインでの併催を予定しています。

本学のフェニックスホールで行われた第1回講演の様子

10/9(水)に行われた第1回講演には、株式会社スノーピーク 代表取締役社長執行役員の山井太氏を迎え、「スノーピーク『好きなことだけ!』を仕事にする経営」という演題でお話しいただきました。
会場には本学の在学生に加え、ビジネスパーソンやスノーピークファンの方など多くの受講者が集まり、さらにオンラインからの参加も盛況でした。

株式会社スノーピーク 代表取締役社長執行役員の山井太氏

山井氏は冒頭、自身のプロフィールに触れ、「毎年30~60泊を野で過ごし、これまでに1,500~2,000泊ものキャンプ経験がある」と説明。アウトドアブランドの経営者の中でも、これほどキャンプに没頭している人は珍しいとのこと。

キャンプ場の中にある本社の様子。オフィス内にはテントが常設されている

そんな山井氏をはじめ、株式会社スノーピークでは800人の社員全員がキャンパーだそうで、だからこそユーザーの立場に立ったプロダクツやサービスを提供できるのだろうと感じられました。
また、「時にはしんどいこともあるが、好きな領域を仕事にしているから、いつも生き生きと機嫌よく仕事ができている」とのお話もありました。

株式会社スノーピークの社会的使命についての解説

続いて山井氏は、自社について解説。
「『人生に、野遊びを。』をコーポレートメッセージに掲げ、自然と人、人と人を“結ぶ”ことで、低下しつつある人間性の回復を目指している」
「地元・新潟県燕三条が誇る加工技術を、我々がアウトドアというライフバリューに変換することで、燕三条の技術力を可視化し、世界に発信することにもつながっている」
などの特徴をお話しくださいました。

ワシントンの最新キャンプ場。TIME誌の「世界で行くべき100ヶ所」にも選ばれた

また、株式会社スノーピークの近況として、米国ワシントンに新キャンプ場「Snow Peak Long Beach Campfield」をオープンして話題を呼んでいることも紹介。
さらに、今後はキャンプ用品を提供するだけでなく、「衣食住働遊」の観点から地方創生などの社会課題解決にも一層力を注いでいく、というお話もありました。

地方創生の一環としてプロデュースしたデニム製品についての紹介も

講演後は、本学の教員や在学生をはじめ、対面・オンライン双方の受講者からたくさんの質問が寄せられ、活発な質疑応答が行われました。

山井氏に質問する本学の在学生

次回の現代経営研究会は11/6(水)に開催。株式会社東京ドーム代表取締役社長COO 長岡勤氏を迎え、「地域との結びつきを大切に~東京ドームシティのまちづくり~」という演題で講演いただきます。

詳細・受講のお申込み(事前登録制)は以下リンク先にてご確認ください。
https://www.tyg.jp/koukaikouza/business/index.html