Academic Life & Research
教育・研究
東京都の教育課題を知り、教師に求められるものを学ぶ。教職課程の特別講義
2024.12.10
東洋学園大学では、都心の立地や大学の持つ様々なリソースを生かした「TOGAKU PBL」(PBL=課題解決型学習)を積極的に推進しています。
11/14(木)、英語コミュニケーション学科の教職課程履修者を対象とした特別講義を実施。
東京都教育庁指導部義務教育指導課 統括指導主事の早川裕之氏を講師に迎え、「東京都の教育課題について」というテーマで、教育現場の最前線について学びました。
講義では、「教師として求められる力」をイメージするグループワークを実施。
そのうえで、今年3月に策定された「東京都教育ビジョン(第5次)」から、「グローバルに活躍する人材を育成する教育」という項目をピックアップし、外国語教育や異文化理解力の醸成に関わる主な施策展開と、実際に東京都の教育に求められる教師像や求められる力についてお話しいただきました。
さらに、本学の教職課程(中学校・高等学校/英語)に大きく関わる話題として、東京都の教育のなかでも、特に強化が進む外国語教育とその指導についてピックアップ。
小学校での外国語活動に関する動きを踏まえた中学校で求められる外国語科の指導と、ICT活用の利点について、最新のデータや実際の現場での事例を交えて解説いただきました。
担当教科の内容を生徒にわかりやすく伝え理解を促すといったいわゆる “指導力”以外にも、周りの教員や保護者や地域、関係機関と連携協働するための“連携・折衝力”の重要性、大きく変化する教育目標や教材の情報など、学生たちにとってイメージの付きづらい「現場」のお話を伺える貴重な機会となりました。