Academic Life & Research
教育・研究

人間科学
現代経営
グロコミ
就職支援
英コミ

就活早期化に備えた学部2年生対象キャリア講座開催!業界ゲストが語る、今求められるスキルとメンタル

キャリア

2025.01.10

就職活動の早期化に対応するため、2年生の秋(10~12月)に開講される必修科目「専門基礎演習B」にて、各学部の志望傾向に合わせた企業を招いてキャリア講座を開催。
3年次春学期にも「キャリアデザイン」の授業が設けられていますが、近年では夏のインターンシップやオープンカンパニーのエントリーに間に合わないのが実情です。
そのため、2年生の秋にキャリア講座を開くことで、学生が早い段階からキャリアについて考える機会を提供しています。

グローバル・コミュニケーション学部
グローバル・コミュニケーション学部では、語学を生かせる職場をテーマに、次の3社をお招きしました。
・株式会社ジェイ・エス・エス(成田や羽田など主要な国内空港で保安検査業務)
・株式会社放送サービスセンター(同時通訳や音響システムを提供)
・株式会社やる気スイッチグループ(幼児向け英語教育を展開)

(株)ジェイ・エス・エス森脇雅也氏

(株)ジェイ・エス・エスの森脇氏は、コロナ禍が収束して以降、空港利用者の約7割が外国人客となり、今後も増えることを指摘。
英語を使ったコミュニケーションができる人材の重要性がますます高まっていると述べました。
また、管理職になっても英語の読解力が求められる職場であることから、話す力だけでなく、読む力も鍛えておく必要があると話しました。
さらに、社会人として備えておくべきスキルや心構えについても言及され、「空港での仕事は華やかなイメージとは異なる」としながら、顧客対応には精神的なタフさが必要であることを指摘しました。
そのため、今のうちから気分転換できる趣味や、何かあったときに相談できる人を見つけておくことの大切さを強調されました。

(株)放送サービスセンター瀧沢駿介氏

(株)放送サービスセンターの瀧沢氏からは、同時通訳、特にG7サミットなどの複数の言語が飛び交う現場で用いられる、リレー通訳の仕組みについてお話いただきました。
就職先の企業選びに関して、「限られた時間の中で自分にとってベストの会社を選ぶのはとても難しい」と述べ、早い段階からできるだけ多くの会社を訪問して情報収集を行い、幅広い視点で職業や業界を理解するよう勧められました。

株式会社やる気スイッチグループ田中啓子氏

(株)やる気スイッチグループの田中氏からは、同社が全国に展開するALL ENGLISHの環境で子どもたちをお預かりする新しい学童保育Kids Duo(キッズデュオ)における日々の業務内容や、子供たちとの英語でのコミュニケーション方法についてお話しいただきました。
参加した英語コミュニケーション学科の学生からは、「語学を生かした仕事の具体的なイメージが湧き、よりその分野で働きたいと思えた。」との感想が寄せられました。

現代経営学部
現代経営学部では、全国の大学でキャリア支援を行っているキャリアフラッグ株式会社より中田氏にお越しいただき、「会社を見抜く力を手に入れる」というテーマでお話いただきました。

キャリアフラッグ(株)中田氏

講座では、企業の仕事理解の基礎として飲食業界やホテル業界を例に、企業は「何を誰に何をどのように提供しているのか」を分析するワークに挑戦。
学生たちは具体的な事例をもとに企業研究の基礎を学びました。
参加学生からは、「3年生までに自分がどんな仕事や職業に向いているのかをしっかり考えて、志望業界をある程度決めておきたい。」という前向きな声が多く寄せられました。

人間科学部
人間科学部では、株式会社レンタルのニッケンから向上氏を講師に迎え、「自分を知る」をテーマにお話しいただきました。

(株)レンタルのニッケン向上氏

(株)レンタルのニッケンでは、全社員が自身で考えた「ビジネスネーム」で仕事をするというユニークな取り組みを行っています。
向上氏からは、ビジネスネームで仕事をする目的や、現代社会におけるそのメリットについての紹介がありました。
講義の後半では、学生たちが「将来なりたい姿、ありたい自分」を考え、それを言語化するワークとして、ビジネスネームの考案に挑戦しました。
「名前を考える過程で、自分の理想像が明確になった」という声が多く聞かれ、自分の名前を考えるという初めての体験にとまどいつつも、楽しみながら学びを深める様子が印象的でした。

今回の講座では、業界の現場で活躍する方々の具体的なエピソードを聞くことができ、学生たちもより実践的な視点で職業観や必要なスキルについて理解を深めることができました。