Academic Life & Research
教育・研究
夏期短期留学プログラムの帰国者報告会を開催
2019.09.10
9/5(木)、2019年度夏期短期留学プログラムの「帰国者報告会」を開催。
今夏実施した語学留学(イギリス、オーストラリア、韓国)と海外インターンシップ(カンボジア)の4プログラムに参加した学生が一堂に会し、現地での経験を発表・共有しました。
本学の短期留学プログラムは、現地での語学研修もしくはインターンシップに加え、事前・事後研修を修了することで、単位を修得できます。
学生たちは事前研修で文化や社会、言語などそれぞれの研究テーマを決定。
現地で取材やインタビューを行った結果を、今回の帰国者報告会で発表しました。

イギリスプログラム(グロスターシャー大学)では、参加者を代表して英語コミュニケーション学科2年の風間さんが、イギリスの紅茶文化についてのプレゼンテーションを行いました。
風間さんはアフタヌーンティーが現地の人々にとってどの程度一般的なのか、店舗のサービス内容や値段はどうかなどをリサーチ。
大学のあるチェルトナムにはアフタヌーンティーを提供するお店がなく、休日を利用して訪れたロンドンで実際にアフタヌーンティーを体験した時の様子を交えながら発表を行いました。

「アフタヌーンティーは一般家庭の習慣としてはそれほど根付いていないようだった。また、セルフサービス型の店舗もあり、留学前にインターネットで調べた情報と違って興味深かった」(風間さん)
オーストラリアプログラム(ボンド大学)からは、英語コミュニケーション学科2年の澤さんが登壇。
「宗教」をテーマに、多宗教を尊重するというオーストラリアの実態について現地大学の教員にヒアリングを行った内容を発表しました。

「オーストラリアは移民が多く世界中の人が住んでいるから文化の違いは当たり前、という前提があるため、他者の宗教や信仰を尊重することも当たり前なのだと感じた」(澤さん)
韓国プログラム(聖公会大学校)からは、竹村さん(人間科学科3年)ら5名が登壇し、韓国の食文化やレストランについて発表しました。
ジャージャー麺やタッカルビ、キムチなど日本でもメジャーなメニューについても、提供方法や味の違い、店舗のキャッシュレス化が進んでいる事など、様々な発見があったようです。

「平壌冷麺」という北朝鮮系の冷麺が人気の店舗について、現地のグルメブログに書かれた韓国語のコメントとともに紹介した竹村さん。
最後に、カンボジアでの海外インターンシッププログラムの参加者を代表して、グローバル・コミュニケーション学科1年の後藤さんがプレゼンテーション。
現地旅行会社でのインターンシップ内容に加え、NPO法人が運営する工房で農村部の女性たちの就業支援の実態や暮らしを目の当たりにしたこと、孤児院で子どもたちと交流したことなど、現地での体験について語りました。
「最終日に念願かなって孤児院に行くことができ、子どもたちと交流しました。子どもたちの頭の片隅に少しでも日本のことが刻まれていればいいなと思っています」(後藤さん)
代表者による発表後は全員参加でのグループワークを行い、留学の感想や体験談を学生同士でシェア。
学生たちはそれぞれが改めて現地での経験を振り返り、他のメンバーからも刺激を受けながら、今後の目標や成長課題についてまとめました。