Academic Life & Research
教育・研究

PBL
グロコミ

香りや味の「言語化」にチャレンジ!依田プレゼミのPBL

PBL,グロコミ

2026.05.14

東洋学園大学では、都心の立地や大学の持つ様々なリソースを生かした「TOGAKU PBL」(PBL=課題解決型学習)を積極的に推進しています。

春学期、グローバル・コミュニケーション学部2年の「専門基礎演習A」(依田悠介教授、以下依田プレゼミ)にて、「感性」や「感覚」の言語化をテーマにしたPBLを実施。
4/27(月)に行われた授業の様子を紹介します。

依田プレゼミでは、自分が感じた感覚を他人に伝えるために言語化する、というテーマで、PBLを行っています。
自分の感覚や感性、思考を言葉にして他人に伝える技術は、大学で自分の「好きなこと」を掘り下げて研究を進めるうえでも欠かせないスキル。
そんな「言語化」のスキルを鍛える第一歩として、今期のプレゼミでは、「香り」「味わい」に焦点を当てたPBLを行っています。

この日、依田プレゼミは1号館1階の「TOGAKU SHOWCASE」に集合。
複数の味が調合された数種類の飲料をテイスティングし、自分が感じた「香り」「味わい」を仲間と共有しながら言語化するというグループワークを実施しました。

学生たちはサンプルの香りを確認し、味わい、自分の感想をformsに記録。

その上で、より「伝わる」表現を探すため、チームでのディスカッションを行いました。

同ゼミでは今後、さらに複雑な香り・味わいの言語化や、飲食のプロの語彙を学ぶなど、表現スキルを磨くための取り組みを進めるとともに、学生一人ひとりが「好き」を内省し、今後の研究につながるヒントを探す活動を予定しています。

学生たちの感想:
・複数の味を複合した液体を、どんな味が入っているのか分析したり、何か別のものに形容することが難しかったが、楽しかった。
・五感の一つひとつは分かりやすいなと思ったけれど、混ぜたらやっぱり分かりづらくなるなと思いました。特に塩味がいちばん分かりづらいなと思いました。
・どんな味か言葉で表現することを普段からそんなにしていないから、難しかった。もっと言葉で表現することを心がけていきたいなと思いました。

依田准教授のコメント:
私の専門は様々な言語の文法がどうなっているのか、世界の言葉の違いはなぜ生まれるのかを解明することです。しかしながら、ふと日常に目を向けてみると、「自分の感じていること」を相手にわかってもらうことの難しさに気がつくことが多々あります。それは、自分の感情かもしれませんし、考えかもしれません。また、世の中で科学技術が発展していますが、いまだに「味」や「香り」などを、日常の言葉で伝達することは難しいままです。(最新のAI でも、「昨日食べて美味しかったケーキの味」や「お母さんのカレーの味」表せませんよね?)これらの「人間の感覚」のようなものをより正確に伝えるためにはどうしたらいいのか?その答えを求めて、授業では基礎トレーニングとして、「味」や「香り」を伝える練習を行っています。