Academic Life & Research
教育・研究
人間科学
心理療法の基礎を学ぶフィンガー・ペインティングやコラージュ、集団描画法の実習を実施
2019.11.27
11月、人間科学部の2年次科目「人間科学基礎演習B(心理・カウンセリング)」(有木永子准教授)の授業内で、心理療法の基礎につながる体験実習(全3回)が行われました。

履修学生たちは4~5人のグループとなり、まずは11/7(木)と14(木)に「ファンタジーグループ」という技法を体験しました。
初日は一枚の模造紙に絵を描く「フィンガー・ペインティング」、2日目は初回で描いた絵を切り貼りして新たな絵を作る「カッティングコラージュ」という技法で、どちらもグループの共同作業でありながら「無言で作業をすること」という条件があることが特徴です。

フィンガー・ペインティング

カッティングコラージュ
学生たちはアイコンタクトやボディランゲージでコミュニケーションを取りながら実習に取り組んでいました。


11/21(木)は、心理療法や心理検査・投影法として臨床現場でも実践活用されている集団描画法の「合同風景構成法」を体験。
「川」や「山」など、有木准教授の伝えたワードをグループのメンバーがリレー形式で一枚の紙に描き作品を創り上げます。

各回とも学生たちは和気あいあいと実習に取り組み、完成した作品をグループごとに見比べながら、自分と他者の心の動きや共同作業でどのような心理が生まれるかについて学びました。
