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教育・研究
[現代経営研究会]第6回報告(講師:ダイヤ精機株式会社代表取締役 諏訪氏)
2019.12.13
12/4(水)、現代経営研究会第12期(2019年度)の第6回を開催。講師にダイヤ精機株式会社 代表取締役 諏訪貴子氏を招き、「2代目『町工場の娘』の10年戦争」というテーマでご講演いただきました。

2019年度現代経営研究会(第6回)
ダイヤ精機株式会社は、多品種少量生産の精密金属加工を得意とする大田区の企業で、諏訪氏は先代の急逝を受け、2004年から2代目社長に就任。
講演では、メーカーの2代目として生まれて事業承継に至るまでの流れや苦労をお話しいただいたうえで、創業者の理念を承継しつつ、諏訪氏ならではのロジカルシンキングで行われた「3年の経営改革」の内容について解説いただきました。

講師の諏訪貴子氏
「ものづくり大田区を代表する企業」を目指し、先代の意思を継ぎつつもリーマンショックをはじめとする時代の変化を乗り越えて経営改善を進めてきた諏訪氏。
女性経営者が事業承継する難しさ、社員の教育と組織構造改革、IT化の推進といった地域密着型の小規模メーカーならではの様々な取り組みと課題の乗り越え方について、貴重なお話をたくさん伺うことができました。
講演後には学生や地域企業の方々と、職人気質の社員のマインドチェンジ、技術継承のための採用戦略などに関する活発な質疑応答が行われました。
現代経営研究会は企業の皆様と本学教員との相互研鑽、交流を通じ、現代の経営諸課題について研究し、生きた経営ノウハウを蓄積したいと考え、2008年に大学院創設と同時に発足。
毎年、経営学界・実業界から講師陣を招き、2010年度からはより広く一般の方々にご参加いただけるよう公開型の研究会として開催しています。
今年度は全6回を全て終了し、地域の方々にも多くご参加いただきました。
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