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人間科学

生活相談員を務める先輩にDVの現状を聞く。「青年心理学」卒業生ゲスト講義

人間科学

2019.12.14

11/29(金)、人間科学部の「青年心理学」(福田佳織教授)で卒業生ゲストを招いた講義を実施。
自立サポート施設で生活相談員を務める卒業生・日髙星愛さんから、ドメスティックバイオレンス(DV)の現状と支援について学びました。

日髙さんは在学中から児童相談所の一時保護所でアルバイトを続け、卒業後も法務省の更生保護事業や児童相談所での虐待対応部署、母子生活支援施設など、地域の福祉に関する現場で活躍。
現在は社会福祉法人白根学園の「自立サポートセンター歩」にて、生活相談員として入所者の相談・支援を行っています。

講義では、DVのカテゴリー分けや内閣府・警察によるDVの相談件数を紹介。
「デートDV」と共依存の関係といった身近に起こり得る話から、法律での扱い、DV被害の相談窓口や母子生活支援施設をはじめとする支援機関の活動についても教えていただきました。

「もし相談を受けたり、近くで(DVを)見かけたりした時に、助けてあげられることがあるかもしれない」(日髙さん)という言葉のとおり、DVは決して遠い話ではなく身近に起きている可能性があることを知り、予防や被害を受けた際の対応について深く考えさせられる講義となりました。