Academic Life & Research
教育・研究
人間科学
オンライン授業で「精神障害の実際」をテーマに卒業生が医療や福祉の現場を語る
2021.01.13
12/22(火)、人間科学部科目「障害者・障害児心理学」(福田佳織教授)のオンライン授業にて、本学卒業生の日髙星愛さんがゲスト講師として登場。
大学在学中から児童相談所や法務省の更生保護事業にボランティアとして関わり、卒業後は児童相談所での虐待対応、母子支援施設、障害者の自立支援センターなど様々な福祉の現場を経験されてきた日髙さんから、「精神障害の実際」というテーマで障害者に関わる制度や医療・支援の現場についてお話を伺いました。
授業ではまず、精神障害者保健福祉手帳の取得方法やメリット・デメリット、診療科の種類、基幹病院とクリニックとの連携などの基礎知識を解説。
さらに、心の病を持つ方々が地域で暮らすにあたってどのような困難を感じているかといった話や、精神科病棟に入院した場合にはどのような生活になるのか、そして退院後に用意されている様々な支援について、実例も挙げていただきながら詳しいお話を伺うことができました。

授業を受けた学生たちからは「精神障害を持つ人の苦悩が少し理解できた」「現場の様子を知ることのできる貴重な話だった」などの感想が寄せられました。
実習やボランティアで現場を見ることが難しいコロナ禍において、経験豊富な先輩の話を通じて多くのことを学ぶことができたようです。