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オンライン学園祭が2日間にスケールアップ!第29回フェニックス祭
2021.11.29
10/16(土)・17(日)、東洋学園大学の学園祭である「第29回フェニックス祭~郷郷祭り~」が開催されました。新型コロナウイルス感染症の影響により、昨年度に続いてオンライン開催となりましたが、1日限りだった昨年に対して、今年は2日間に拡大。 それに伴って企画も増え、パワーアップした内容で大いに盛り上がりました。そんな当日の様子とともに、舞台裏で奮闘した学園祭運営局員の声をお届けします。
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2日間のオンライン開催に初挑戦
本学の学園祭「フェニックス祭~郷郷祭り~」は、学園祭運営局という学生団体が企画・運営を行っています。昨年はコロナ禍で開催が危ぶまれる中、本学史上初となるオンライン学園祭に挑戦し、成功させた実績があります。
今年は「できれば例年通り、対面で開催したい」とギリギリまで可能性を模索しましたが、春から夏にかけて緊急事態宣言が続き、十分な準備が進められなかったこともあってオンライン開催を決断。
ただし、1日限りの開催だった昨年に対して、今年は2日間に拡大しました。

学園祭運営局屋台班のメンバー。学園祭運営局全体では約60名が活動(開催当時)。
※撮影時のみマスクを外しています
初となる「2日間のオンライン開催」にチャレンジした理由について、学園祭運営局の局長・兼平拓海さん(現代経営学部3年)はこう話します。
「昨年は1日だけの開催で、ちょっと不完全燃焼というところがあったので、今年は2日間やりたいと思いました。1日増えた分、企画を増やす必要があって準備は大変でしたが、今年のスローガン『Be Yourself and Face the Future』に込めた『自分たちらしく、未来に向かって、新しいことに取り組んでいきたい』という気持ちでがんばりました」

局長の兼平さん。昨年は副局長を務め、今年から局長に
学園祭運営局は、企画班、芸能班、メディアPR班、MC班、屋台班という5つの班に分かれて準備に取り組んできました。準備過程では各班とも「オンライン開催ならでは」の工夫や苦労があった様子。
たとえばメディアPR班は、例年は紙のパンフレット制作がメインですが、オンライン開催ということでWebサイトの制作に力を入れ、手描きイラストのバナーも掲載してインパクトを高めました。

メディアPR班がイラストを作成したWebサイト用バナー
また、芸能班は、これまで芸能人への出演オファーや当日のケアが主な仕事でしたが、今回は「2日間のオンライン開催」に向けて企画を増やす必要があり、トークショーやユーチューバーとのゲーム対決といった新企画を考案。その台本も自分たちで作成しました。

「大変だったけど充実した準備期間でした」と話す芸能班の学生
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当日は楽しい企画が盛りだくさん!
今年の「フェニックス祭~郷郷祭り~」は、昨年同様YouTubeで配信。2日間とも12時から17時まで行われ、トータルで10時間にも及びました。
在学生はもちろん、学外の方にも多数視聴いただき、学園祭運営局が目標としていた「同時視聴者数1,000人超え」を達成。ライブチャットには昨年以上にたくさんのメッセージが寄せられ、画面の向こうで盛り上がっている様子が伝わってきました。

当日の配信作業にも携わった企画班の学生
盛りだくさんの企画の中には、学園祭運営局が企画・制作した映像作品の配信も。
MC班はクイズ企画「東学王」と、「モヤモヤとぉ~がく ~大学周辺散歩~」の2作品を発表。
屋台班は大学内でかくれんぼ&TOGAKU生の日常をテーマにした「とうがくふぃるむ ~Share moments. Share life.~」を発表しました。

MC班が企画・制作した「モヤモヤとぉ~がく ~大学周辺散歩~」
また、学園祭運営局の新入部員たちは「キングオブシャッターチャンス」という映え写真コンテストを実施。
企画リーダーを務めた飯田春花さん(現代経営学部1年)は、「まだ1年生なのですべてが手探りでしたが、先輩方にアドバイスをいただきながら、オンラインでできる限りの精一杯を出し尽くせたと思います」と話していました。

新入部員は制限時間内に学内で映え写真を撮影し、SNSで投票を募る参加型企画(事前収録)に挑戦。写真左が飯田さん
体育館のステージでは、企画班の声掛けで集まった学生団体が音楽やダンス、演劇を披露し、オンライン上でパフォーマンスを発表しました。コロナ禍で思うように活動できずにいた学生団体にとって、貴重な発表の場にもなったようです。
軽音楽クラブ・Rhymeのメンバーからは、「みんなで集まれたのも、音響や照明のある大きな舞台で演奏できたのも久しぶり。運営局をはじめ、フェニックス祭関係者の皆さんに感謝したい」との声が聞かれました。

軽音楽クラブ・Rhymeによるライブの様子

ストリートダンスクラブ・Extreme☆Steppersも久々にステージでパフォーマンス

Heavenly Gospel Teamはオリジナル曲も披露

音楽サークルLover’sは4年生にとって最後のステージとなった
また、芸能班の活躍により、豪華芸能人ゲストの出演も実現。
毎年恒例のよしもとお笑いライブには、アインシュタインさん、ピスタチオさん、うるとらブギーズさんが参加し、アイドルLIVEにはAKB48チーム8のメンバー3名が登場しました。
さらに、声優Pileさんによるトークショー、ユーチューバーSAWAYAN GAMESさんとのゲーム対決といった新企画も行われました。

芸能班が装飾した出演芸能人の楽屋
昨年に引き続き、TOKYO FMの人気ラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」とのコラボも実現。
今年はこもり校長(GENERATIONS fromEXILE TRIBE)とともに、TikTokで女性日本トップのフォロワー数を誇る景井ひなさんがゲスト出演し、「特別授業」を行いました。
「SCHOOL OF LOCK!」特別授業のアーカイブはこちら
※12月末までの期間限定で公開中。

「SCHOOL OF LOCK!」特別授業には学園祭運営局の学生も出演
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学園祭運営局のコメント
2日間にわたる配信を終えた局長の兼平さんは、「体も頭も疲れましたが、大満足です!」とすがすがしい表情でコメント。各班の班長たちもそれぞれに達成感を得られたようで、以下のような感想が聞かれました。

「当日は、配信用の卓機材をセットしたテーブルの前に座ってについてテロップの転換をするなど、ステージに関する仕事をしていました。急な変更が出たり、予想外のことも起きて大変でしたが、『ステージに関しては自分がなんとかする!』という気持ちで乗り切りました」(企画班班長 グローバル・コミュニケーション学部2年 狩野颯太さん)

「班長として『局員の要望を取り込みたい』という想いがあり、今回、局員が3年間『呼びたい』と言い続けたお笑い芸人さんをお招きできてよかったです。台本作りなど初めての経験も多くて大変でしたが、信頼する局員たちと一緒だったからがんばれました」(芸能班班長 現代経営学部3年 松丸美香さん)

「フェニックス祭のPRにあたって、『昨年を越えるようなWebサイトを作ろう!』とバナーにもこだわりました。今年から班長になったので、わからないことだらけでしたが、周りの人にたくさんサポートしてもらえてありがたかったです」(メディアPR班班長 グローバル・コミュニケーション学部3年 酒井夏実さん)

「今年は昨年以上にすばらしいフェニックス祭を作り上げた自信があります!オンラインになったことで、本来のMC業務だけでなく、動画の撮影や編集もあって大変でしたが、大学職員の方の力もお借りして満足のいく映像作品を作ることができました」(MC班班長 現代経営学部3年 日比野海人さん)

「コロナ禍の中、感染防止対策や体調管理に気を配りながら活動してきました。屋台班はメンバーが30人と多く、まとめるのが大変でしたが、みんなしっかりついてきてくれました。班で制作した映像作品の自己評価は、100点満点です!」(屋台班班長 現代経営学部3年 片瀬麻乃さん)
仲間と助け合い、教職員や外部の方々とも交渉を重ねながら、2日間のオンライン開催を見事成功させた学園祭運営局の学生たち。
今回、1年生にして副局長を務めた張桐健さん(現代経営学部1年)は、「コロナ禍の大変な中、2日間のオンライン開催を成功させた先輩たちの姿に感動しました。
来年は僕たちが中心となってがんばります!」と力強く話していました。

学園祭運営局の幹部たち。左上が副局長の張さん ※撮影時のみマスクを外しています