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成長しよう、自分らしく(前編)
2019.09.02
TOGAKUは「成長できる大学」って本当? 大学で過ごす4年間は、社会に羽ばたくための準備期間でもあります。 そして、社会が大学生に求める「成長」とは、学力面はもちろん、それだけではありません。 コミュニケーション能力や行動力、グローバルな視点などを磨くことも大切です。 こうした人間的なスキルを高めるには、苦労や失敗も含めた多彩な「体験」を積み重ねるのが一番。 TOGAKUの先輩たちは、学内外でのさまざまな学びを「体験のチャンス」と捉え、 自ら積極的に取り組むことで、一回りも二回りも大きく成長しているようです。
Topics 1
83.2%の卒業生が4年間での成長を実感!

TOGAKUで成長を遂げ、社会に羽ばたいた2018年度の卒業生
自ら行動し、努力し続けることで大きく成長
本学の2018年度卒業生345名にアンケート調査を行ったところ、「東洋学園大学での4年間を通じて自分自身の成長を感じる」と回答した学生は83.2%にのぼりました(下の円グラフ参照)。
人は、自ら能動的に行動し、何かをやり遂げたときにこそ、自分自身の成長を実感できるもの。物事に対して受け身でいては「成長した!」という実感は少ないはずです。つまり、このアンケート結果からは、建学の精神「自彊不息(じきょうやまず)」に則って、大学時代に自ら弛まぬ努力を続けた学生が多かったことがうかがえます。

特筆すべきは「コミュニケーション能力」の飛躍
同アンケートでは、卒業生に対して「自分のどんな部分が成長したと思うか」という質問もありました。その結果でトップ3に挙がったのが以下の意見です。
1位:大学生活で「相手の状況や考え方を考慮して話をしたり対応する力」が身についた(87.2%)
2位:卒業論文やゼミ論文で「専門的知識をもとに理論的に考える力」が身についた(82.6%)
3位:大学生活で「視野を広げ、ものごとを幅広く考える力」が身についた(81.2%)
1位の「相手の状況や考え方を考慮して話をしたり対応する力」は、「コミュニケーション能力」と言い換えることができます。授業やゼミでの「プレゼンテーションの機会」が多い本学。学生たちはプレゼンを日常的に、そして能動的に繰り返すことで、コミュニケーション能力を磨いたようです。
経団連の調査によれば、企業が新卒採用の選考時に最も重視する要素は「コミュニケーション能力」という結果も出ており、在学中に社会で求められるスキルの下地づくりができたともいえるでしょう。
Topics 2
夢を叶えるためにプラスになることはすべて実行!

英語コミュニケーション学科卒業生の原田純平さん
出身校:千葉県立君津高等学校/就職先:袖ヶ浦市立蔵波中学校
英語教諭を目指して猛勉強。英国への短期留学にもチャレンジ
ここからは、TOGAKUでの4年間を通じて成長し、自分が理想とする進路に進んだ2018年度卒業生たちの実例をご紹介します。
英語コミュニケーション学科卒業生の原田純平さんは、中学の担任の先生に憧れて英語教諭を志望し、大学入学と同時に教職課程を履修。「特に教職教養は出題範囲が広く、早く勉強を始めないと間に合わないから」と、1年次から教員採用試験の対策テキストに取り組んだり、学内の「自主ゼミ」に参加するなど、授業外でも意欲的に学びを深めました。
また、2年次の夏にはイギリス・スウォンジー大学への短期留学プログラムに参加。現地で語学や文化に触れた経験は、のちの教育実習でも役立ったようで、「留学中の写真を見せながらイギリスの紹介をしたら、生徒たちに興味を持ってもらえました」と振り返ります。

2年次、短期留学プログラムを利用して渡英した原田さん(左から3人目)。現地では他国からの留学生と交流するなど充実した日々を送った
学内外での学びの機会をフル活用し、経験値をアップ!
授業で印象に残っているのは、大西泰斗教授の「Progressive English」。ネイティブの考え方や自然な英語を学ぶことができ、相手にわかりやすく教えるための参考にもなったそうです。
また、3年次には千葉県教育委員会が実施する「ちば!教職たまごプロジェクト」に自主参加。研修先の中学校に1年間通って授業や行事を補助し、教師のやりがいや大変さを一足早く体験しました。
授業や自主勉強に加え、学内外の学びの機会をフル活用し、自身の経験値を高めた原田さん。教員採用試験に合格し、現在は念願の英語教諭として働いています。
Topics 3
グローバルな視点と行動力で自分の未来を切り開く。

グローバル・コミュニケーション学科卒業生/国際キャリアプログラム(ICP)2期生の佐藤会沙さん
出身校:千葉県立流山おおたかの森高等学校/就職先:PERSOLKELLY(勤務地:インドネシア)
海外で働きたいから、学部留学&海外インターンシップに挑戦
グローバル・コミュニケーション学科の卒業生であり、国際キャリアプログラム(ICP)の2期生でもある佐藤会沙さん。ICPでは1年間の学部留学を経験。留学先のノースアラバマ大学で現地の学生とふれあい、刺激を受けたことで、「語学力はもちろん、時間を有効に使うためのタイムマネジメント力や、物事を広い視野で論理的に考える力、行動力も身につきました」と語ります。
彼女の昔からの夢は、「海外で働くこと」。その夢を一足早く体験するため、学部留学後はインドに飛び、現地のIT企業で2 ヶ月間のインターンシップを経験。企業内でSNSビジネスに携わり、帰国後も同社の日本支社設立に関わるマネジメントを行うなど、大学生活とリモートワークを両立しました。
また、特技のメイク技術を活かして、休日はメイクアップアーティストとしても活動。「大学生」という枠にとらわれず、興味あることに積極的に取り組みました。

学部留学先では、興味ある分野の「フォトグラフィー」や「女性学」などを履修
大学時代の経験が、自分を知り、自己を高めるきっかけに
「学部留学、海外インターンシップ、国際的なスポーツ大会の通訳ボランティアなど、ICPには自分を高めるチャンスがたくさんありました」と佐藤さん。「大学時代にさまざまなことに挑戦したからこそ、『自分に何が向いているのか』を見極めることができた」とも語ります。
そんな彼女が選んだ就職先は、人材派遣から労務コンサルティングまで幅広く手掛けるグローバル企業。配属先はインドネシアに決まり、就労ビザの発行を待って2019年6月、ついに渡航しました。
大学時代の学びやチャレンジを通じて、「人を笑顔にする仕事」にやりがいを見出した佐藤さん。そのビジョンを叶える第一歩として、世界を舞台にキャリアを積み始めています。