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学生たちの奮闘により、オンラインでの学園祭が実現!
2021.01.25
今回で28回目となる東洋学園大学の学園祭「フェニックス祭~郷郷祭り~」。新型コロナウイルス感染症の影響で例年通りとはいかなかったものの、「なんとか開催したい!」という学園祭運営局の熱意が結実し、オンライン配信という形で2020年12月20日(日)に実現しました。総視聴回数 10,079回(最大同時視聴者数 1,118名)にも及ぶ大きな盛り上がりになった配信当日の様子とともに、前例のないオンライン開催に向けて奮闘した学園祭運営局の学生たちの声をお届けします。
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オンライン開催に向けた取り組み
前例のないオンライン開催となった「第28回 東洋学園大学 フェニックス祭 ―郷郷祭り―」。例年は、学園祭運営局の学生たちが中心となって春学期から準備を進め、10月に開催してきましたが、コロナ禍の2020年は思うように準備を進められず、中止にするという選択肢もありました。しかし、「どんな形でもいいから開催しよう!」と運営局の面々が決起し、オンライン開催に向けて秋学期から本格始動しました。

学園祭運営局の活動風景
開催に踏み切った理由を、局長の原一誓さんはこう振り返ります。
「正直、中止にしたほうが負担は少なかったと思いますが、オンラインにチャレンジしたいという好奇心もあって開催を決めました。コロナ禍で世の中が変わっていくのであれば、自分たちも変わらなければいけない。その変化に向けた良い機会でもあると思いましたし、東洋学園大学の歴史の中で初となるオンライン開催を僕らがつくりあげ、前例になりたいという気持ちもありました」

学園祭運営局 局長の原一誓さん(現代経営学部3年)
学園祭運営局は、企画班、芸能班、メディアPR班、MC班、屋台班といった班に分かれて活動しています。オンライン開催の今回は、各班とも準備が大変だった様子。たとえばメディアPR班は、例年、紙のパンフレットを作成して広報活動を行ってきましたが、今回はオンライン開催ということで、配信を行うためのウェブサイトを新規開設し、Web上でパンフレットを公開。班長の真田さんは、「PCやWebについてわからないことが多くて大変だったが、いい経験になった」と回想します。

メディアPR班が制作したウェブサイト(左)とデジタルパンフレット(右)
各班が手探りながらも新しいことにチャレンジし、教職員や外部の方々の協力を得ながら準備を進めた結果、ライブ配信×録画映像を組み合わせたクオリティの高いオンライン版「フェニックス祭~郷郷祭り~」が実現。「未来へ羽ばたけ築く新時代!~皆で今を乗り越えよう~」のスローガンのとおり、新しい学園祭のスタイルを確立しました。
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「フェニックス祭~郷郷祭り~」当日の様子
本番当日は11時にライブ配信がスタート。オープニングではMC班の学生が司会を務め、毎年恒例の「We are Go Go!!」の掛け声とともにプログラムが始まりました。

ライブ配信されたオープニングの様子
今回の見どころの一つが、TOKYO FMの人気ラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」とのコラボ企画。「オンライン学園祭を盛り上げたい!」という学生たちの熱い想いが共感を呼び、さかた校長(サンシャイン)とこもり教頭(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が本学の教室で特別授業を開催してくれました。

「夢の見つけ方」をテーマに、さかた校長とこもり教頭が学園祭運営局の学生とトークを展開
学園祭運営局による企画としては、MC班制作の「モヤモヤとぉ~がく ~大学周辺散歩~」や、屋台班制作の「男子改造計画」といった映像作品を配信。
MC班主導によるクイズ対決企画「東学王」では、リアルタイム配信に挑戦しました。

MC班制作の「モヤモヤとぉ~がく」はテレビ番組のようなクオリティ!
また、企画班が出演交渉をして集まった音楽系・演劇系の学生団体がオンライン上でパフォーマンスを披露。コロナ禍で思うように活動できていなかった各団体の発表の機会にもなりました。

軽音楽クラブ Rhymeによるライブ
毎年恒例、芸能人を招いてのライブも健在。「よしもとお笑いライブ」には、放課後ハートビートさんとジャングルポケットさんが出演し、「アイドルライブ」には、26時のマスカレイドさんとBYMEさんが登場するなど、芸能班の尽力により豪華な顔ぶれのステージとなりました。

芸能班の学生たち。短い準備期間の中で芸能人の出演交渉などに奔走した
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学園祭運営局員の声
6時間近くに及んだオンラインによる「フェニックス祭~郷郷祭り~」は、大きなトラブルもなく無事終了。総視聴回数 10,079回(最大同時視聴者数 1,118名)にも及ぶ大盛況となりました。画面越しではあったものの、随時投稿されたコメントから視聴者が楽しんでいる様子が伝わってきて、舞台裏でがんばっていた学園祭運営局の学生たちはほっとしている様子でした。

配信の舞台裏では、学園祭運営局の学生たちがさまざまな調整を行っていた
終了後、局長の原さんは「想像以上に達成感があった」とコメント。また、各班の班長たちもそれぞれに手ごたえを感じたようで、以下のような感想が聞かれました。
![]() 企画班班長 |
「オンライン配信ならではの難しさもあり戸惑う点も多々ありましたが、教職員の皆さんや外部スタッフの力をお借りしながら、なんとか順調に進行できて安心しました。コロナ禍でも学園祭運営局ががんばっている、ということが皆さんに伝わったらうれしいです」 (企画班班長 現代経営学部3年 奈良さん) |
![]() 芸能班班長 |
「当日は、芸能人の方々の出入りに合わせてずっと走り回っていました。例年とは勝手が違って苦労も多かったですが、自分の出せる力を発揮できたと思います」 (芸能班班長 現代経営学部3年 坂田さん) |
![]() メディアPR班班長 |
「コロナ禍で暗い気持ちになりがちな今、学生の皆さんをはじめとした視聴者の方々に少しでも楽しんでもらいたいという想いで準備を進めてきました。MC班や屋台班が、自分たちでカメラを回して動画作品を制作する姿も見ていたので、彼らのがんばりを皆さんに無事お届けできてよかったです」 (メディアPR班班長 人間科学部3年 真田さん) |
![]() MC班班長 |
「今回は、動画撮影や感染症に配慮しながらの企画など、慣れない部分が多くて大変でした。フェニックス祭は、在学生に楽しんでもらうのはもちろん、受験生など外部の方に大学の雰囲気を知ってもらう機会でもあると思うので、開催できてよかったです」 (MC班班長 現代経営学部3年 早川さん) |
![]() 屋台班班長 |
「屋台班は、例年はお化け屋敷などの出し物を担当していますが、今回は『男子改造計画』というバラエティ風の映像を制作しました。外部の編集スタッフの力を借りてギリギリまで映像内容を検討し、おもしろい映像に仕上げられたと思います」 (屋台班班長 現代経営学部2年 田中さん) |
初のオンライン開催に戸惑いながらも仲間と協力し合い、わからない部分は教職員や外部のプロフェッショナルにどんどんアドバイスを求めながら、「フェニックス祭~郷郷祭り~」を大成功に導いた学園祭運営局の学生たち。「オンラインでも開催できる」という実績をつくったことは、後輩たちの大きな励みにもなったはずです。