Academic Life & Research
教育・研究
3年生5名がヒューマンアカデミー日本語学校(東京校)での日本語教育実習に参加
2022.10.07
8/29(月)~9/6(火)、東京・高田馬場にあるヒューマンアカデミー日本語学校(東京校)にご協力いただき、「日本語教育実習」を実施。
グローバル・コミュニケーション学部の「日本語教員養成課程」を履修する3年生5名が参加し、授業実践を行いました。

まず、実習生5名は他大学の実習生と合同で日本語学校の授業を見学し、授業の進め方や学習者への声掛けを現場で体験。
さらに、各国から来日した日本語学習者の方々との交流を通じ、各担当クラスの特性を踏まえながら授業実践に向けて授業計画を練り上げました。
実習の締めくくりは、9/5(月)に行われた授業実践。
実習生たちはそれぞれが担当する単元について、テキストを元に独自で教材を用意し、授業を行いました。


どの実習生も音読やグループワーク、ロールプレイを取り入れた実践的な授業に挑戦。
学習者の質問に答えたり、正解した学習者を褒めたりと、双方向性の高い授業を行っていました。
実習生たちは、授業実践の成果を9/14(水)の成果発表会でヒューマンアカデミー東京校の先生方へプレゼンテーションし、それぞれの経験を振り返りました。
実習生からは、「名前を覚えて呼びかけることや、積極的にほめることで、学習者の表情やクラスの雰囲気が大きく変わることを実感」「(授業中の反応が)出身国や日本語レベルによって大きく異なることがわかった」と、登壇実習ならではの学びや気づきがあったという声が。
「学習者一人ひとりのことをよく知ってコミュニケーションをとることにより、良い授業になることがわかりました。社会での人と人との関わりにおいても、相手をよく知ることが大切だと思います。教室は一つの社会なのだということを実感しました」というコメントもあり、将来へつながる発見の多い実習となったようです。
指導を担当したグローバル・コミュニケーション学部 山本博子准教授のコメント:
授業実践の際に、実習生たちが、大きな力強い声を出し、生き生きとした表情で授業をしている姿が印象に残りました。
日々熱心にお仕事をしている日本語学校の先生方、明るく一生懸命に日本語を勉強する学習者の皆さんとの交流を通し、大きく成長できた1週間だったのだと思いました。
今回の実習生達は、コロナ禍の2020年度入学生であるため、大学入学時は先生や友人との交流が少ない日々を送らざるを得ませんでした。
その学生たちが、3年次の夏にこのような貴重な経験ができ、本当によかったと思っています。
この経験を糧に、さらに充実した大学生活を送ってほしいと思います。