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教育・研究
泰松ゼミが石巻専修大と連携し震災後10年の宮城県・女川地域のいまを視察
2022.11.26
11/12(土)〜13(日)、グローバル・コミュニケーション学部の「都市観光戦略ゼミ」(泰松範行教授)が宮城県の女川町で学外研修を実施。
石巻専修大学経営学部の庄子ゼミ(庄子真岐教授)と丸岡ゼミ(丸岡泰教授)と連携し、東日本大震災から10年を迎えた石巻・女川エリアを視察、地域活性化についてのディスカッションを行いました。

泰松ゼミは都市と観光をテーマに研究を行うゼミです。
今回の学外研修は、震災後10年となる宮城県石巻・女川地区の抱える人口問題や地域活性化について観光学の視点で研究するために企画され、6名のゼミ生と泰松教授が現地入りしました。
泰松ゼミでは、2011年から東日本大震災復興支援イベント「ほえ〜るかふぇ」を開催、2013年以降は岩手県大槌町で現地の方々と交流しながら震災復興を考える「大槌大学」を開催するなど、学生たちが主体となって東日本大震災からの中長期的な震災復興・地域支援活動を模索してきました。
震災から10年の節目となる今年、久々に現地視察を行うこととなり、一行はまず東京から新幹線で仙台へ向かい、在来線に乗り換えて女川へ。
石巻専修大学の庄子ゼミと丸岡教授との合流後、女川町の街を周遊しながら視察しました。

震災遺構として保存されている旧女川交番

復興後の綺麗な街並み

復興した港の様子も視察
さらに、女川町で震災復興支援や地域活性化に取り組むNPO法人アスヘノキボウから松平氏を招き、女川町の公共施設「女川町まちなか交流館」の会議室で活動に関する講演会を実施。
講演後には、「女川町の活動人口を増やすためには」というテーマで、庄子ゼミ、丸岡ゼミと泰松ゼミの学生によるグループワークとディスカッションが行われました。

泰松ゼミ生の「街の外」からの視点と庄子ゼミ生、丸岡ゼミ生たちの「中」からの視点、それぞれの立場からの意見を交換することで、お互いにとって新たな考え方や視点を得る好機となったようです。

翌日は、石巻専修大学の学生とともに日本三景と言われる松島をはじめ、瑞巌寺、遊覧船など松島エリアの観光スポットを視察。
「観光」という視点から地域貢献や復興支援について考えるためのヒントを探しました。

泰松教授のコメント
「他大学の学生との交流を通して、新しい視点を獲得してほしいです。それが新たな人のつながりを広げ、より充実した大学生活に結びついてほしいと思っています。」