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地元学童クラブで手作り教材を用いた「グローバル英語体験」に挑戦。坂本ゼミの英語教育実習

地域間連携,英コミ

2022.12.21

11月、英語コミュニケーション学科「児童英語教育ゼミ」(坂本ひとみ教授)の4年生が、地元・本郷の民間学童クラブ「ツリー・アンド・ツリー本郷真砂」にて小学生向けの英語教育実習を行いました。

同ゼミでは、子どもたちが楽しく英語に触れられる機会づくりを目的として、2019年度から近隣の学童クラブと連携した「グローバル英語体験」を実施しています。

今回はSDGsをテーマに、4年生8名が制作した英語教材を使って小学1~6年生に向けた「グローバル英語体験」に挑戦。
11/11(金)と11/18(金)の2回に分けて、6名ずつ実習を行いました。

レッスンは、SDGsは何を目指しているのかという説明からスタートし、手作りの絵本や紙芝居、SDGsカード、動画などの教材を用いたレッスンを行い、子どもたちにSDGsへの理解を促しました。
なかでも、海に流れ着いたプラスチックごみが海ガメや海鳥を苦しめているという手作りの紙芝居は、ゼミ生のイラストに折り紙を貼り付けるなど、子どもたちの目を引き付けただけでなく、心にもおおいに訴える仕上がりになりました。

紙芝居を読んだ後は、ワークシートを使ったアクティビティーも行い、子どもたちが積極的に参加する様子が見られました。

参加したゼミ生からは「ABCカードを使って答えるSDGsクイズを楽しんでいる子が多かったのと、海の生き物の名前を英語で知ることができたのがよかった」、「ワークシートに絵を描くアクティビティーにも熱心に取り組んでくれてうれしかった」という感想が聞かれました。
また、坂本教授は「LGBTQという低学年の子どもにとっては難しいテーマを取り上げた学生もいましたが、かわいい絵をつけたオリジナル・ストーリーで子どもの興味を見事に引き付け、最後に理解を確認するクイズにも即答してくれた子どもの反応を見て、とてもうれしく思いました」とコメント。

実際に子どもたちと触れ合い、反応を見ながら進める実習は、学生にとって実りの多い体験となりました。