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日本政策金融公庫からもアドバイス。事業化に向けたビジネスモデルの構築を目指し、学生が新規事業計画を発表

産官学連携,現代経営

2023.02.01

1/20(金)、現代経営学部の「起業ショップ経営」(石黒順子准教授)にて、学生が新規事業計画のプレゼンテーションを実施。
ゲスト審査員としてお招きした日本政策金融公庫 東京支店国民生活事業の小松祐一事業統轄、初谷和也ダイバーシティ推進専任者、松田実沙都課長代理の前で、学生一人ひとりが企画したビジネスプランを発表しました。

「起業ショップ経営」では、新規ビジネスの創業を想定した事業計画書の作成を通じ、ビジネスモデルの構築やビジネスプランの企画について実践的に学んでいます。

10月には小松氏と松田氏を招き、起業活動を取り巻く現状や金融機関が行っている起業活動支援についてゲスト講義を実施。
それを踏まえて、学生は実際に事業計画書の作成に挑戦しました。
新規ビジネスの創業を実践的に学ぶ。「起業ショップ経営」と日本政策金融公庫のコラボ授業

その後、学生たちは自分自身の思い描く事業について、市場や競合をさらに深堀りしたり、資金調達の方法を学んだりして、事業計画書のブラッシュアップを重ねました。
発表当日は、ピクニックレンタル事業の事業計画を皮切りに、19名の学生が想定される顧客セグメントやニーズ、競合との差別化、顧客との関係づくり、損益計算などを詳しく説明しました。

ハンドメイド販売サイト、カフェ、ネイルサロン、洋服ブランドといった自分のこだわりを取り入れた事業案のほか、「コスメガチャ」サービス、食品と古着を扱う移動販売ビジネス、「歌い手」ライブ企画といった斬新な事業案を考えた学生も。
全学生の発表後、「事業内容はどれも面白く、コンセプトもよい」「やりたいことに対する思いが伝わってきた」「リスクへの対応、信頼の蓄積、自分・買い手・ステークホルダーの満足を考えるとさらに良くなる」と、融資審査をする金融機関としての視点で小松氏、初谷氏、松田氏からそれぞれご講評をいただきました。

実際に事業計画を作成し、創業支援のプロによる審査、講評を頂いたことで、実現性の高いビジネスモデル構築を学ぶ貴重な機会となりました。

指導にあたった石黒准教授のコメント:
「起業ショップ経営」では、事業計画書を作成するアクティブラーニングを行っています。今年度は、日本の起業支援の最前線を担われている日本政策金融公庫様のお力添えを得て、より実際の起業活動に近い形での学びができました。学生に貴重な機会を与えてくださいました日本政策金融公庫様に改めて御礼を申し上げます。
受講学生のなかには、近い将来の起業を視野に入れて事業計画書の作成に取り組んだ学生が何人もいます。今回学んだことを、夢の実現につなげていって欲しいです。