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SDGs教育を研究する教員・学生が石坂産業株式会社を訪問、資源再生&環境教育の現場を体験

産官学連携,キャンパスライフ,グロコミ,英コミ,現代経営,人間科学

2023.02.02

12/23(金)、東洋学園大学SDGs特別研究チームに所属する教員と、「日本一ゴミの出ない大学」を目指して活動する学生団体「ゴミゼロサークル」が、石坂産業株式会社を訪問。
同社の所有する資源再生工場と「三富今昔村」の見学ツアーに参加し、ESD(持続可能な開発のための教育)に対する企業の取り組みを取材しました。

石坂産業(株)は、埼玉県で産業廃棄物の分別・分級・再資源化を行うプラントを運営している企業です。
一行はまず、同社の社員である「三富今昔村コンシェルジュ」から、“Zero Waste Design”を目指してゴミの減量化・再資源化率98%を達成しつつ、里山の再生や環境教育にも力を入れている石坂産業(株)の活動についてレクチャーを受けました。

その後、産業廃棄物のリサイクル工場見学では、年間6万人もの方が訪れる現場ならではの迫力を間近に感じられる見学通路に参加者から驚きの声があがりました。

学生からは、「“Zero Waste Design”という考え方に共感した」(ゴミゼロサークル4年・大和めぐみさん)、「様々な廃棄物をリサイクル資源に変え、新たな価値を見出していることに驚いた」(ゴミゼロサークル3年・北島菫さん)という声が。

様々なゴミが再資源化されるプロセスやスマートプラント化に向けた取り組み、リサイクル素材の種類・活用法などに関する新たな知見を得る機会となりました。

土壌材にもリサイクル素材が用いられている

さらに、同社が保全活動を行っている東京ドーム4.5個分の里山「三富今昔村」の見学や、オーガニック野菜を生かしたランチも体験。

オーガニックファームやアスレチック、アウトドアデイキャンプなどを楽しめる“サステナブルフィールド”の取り組みについて五感を使いながら学びました。

敷地内に設置されたコンポスト

現地で提供されるアイスクリームのカップ・スプーンから土壌にまでサステナブル素材を使用するという配慮に、学生たちは「リサイクルのレベルが高い!」と感動した様子。

オーガニックファームの素材を活用したベーカリー

「産業廃棄物回収・リサイクルについてももちろんだが、ゴミをゼロにするための意識と知識をたくさんいただいた」(ゴミゼロサークル3年・番麟太郎さん)と、今後の取り組みや研究へのヒントをたくさんいただきました。

SDGs特別研究チーム教員と「ゴミゼロサークル」メンバー

東洋学園大学SDGs特別研究チームの八塩圭子教授コメント:
「石坂社長の講演をきっかけに実現に至った今回の見学ツアーは、学生にとっても教員にとっても感動と学びの連続でした。このような講義と実践の両輪で、SDGs教育を今後も推進していきたいです」