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[現代経営研究会]今期の現代経営研究会がスタート。第1回は石坂産業株式会社の代表・石坂典子氏が登壇

大学間連携,産官学連携,現代経営,大学院

2022.10.26

さまざまな業界・企業の経営者をお招きし、現代社会を読み解くヒントを学ぶ「現代経営研究会」。
第15期となる2022年度は「ウェルビーイング」をテーマに全6回の開催を予定。
コロナ禍を経て3年ぶりに一般参加者の来場を受け入れ、対面とオンラインで併催します(第2回はオンラインのみ)。

2022年度現代経営研究会第1回

10/12(水)に行われた第1回講演には、石坂産業株式会社の代表取締役・石坂典子氏を迎え、「SustainabilityからRegenerationへ ~Zero Waste Designの実現に向けて~」という演題でお話いただきました。
会場のフェニックスホールには本学の在学生や単位互換制度を利用する文京学院大学の学生、教職員のほか、一般参加者を含めた62名が来場し、オンラインでは82名が視聴。
合計144名の方々にご参加いただきました。

石坂産業の2代目として父の想いを引き継ぎつつ進化させている石坂氏

石坂氏は冒頭、自社の事業内容について解説。
「日々、大量の建設系廃棄物を受け入れている企業だからこそ、ゴミをゴミにしない社会『ZERO WASTE DESIGN』をビジョンに掲げ、産業廃棄物の再資源化や環境教育活動に取り組んでいる」というお話がありました。

廃棄された木材を段ボールに再生するなどして高い再資源化を実現

なかでも、サステナブルフィールド「三富今昔村」の運営は、同社の代名詞ともいえる取り組み。
「自然と美しく生きる、つぎの暮らしをつくる」ことを目指して、荒廃した雑木林を管理・保全し、多様な生物が生息する里山へと再生させたという解説がありました。
その「三富今昔村」は現在、地域の人たちの憩いの場として愛されるとともに、子どもたちの環境体験学習の場としても役立てられています。

地球の未来を担う子どもたちの学びの場にもなっている三富今昔村

「ウェルビーイングとは、健全な地球環境があってこそ成り立つもの」。
そんな言葉で講演を締めくくった石坂氏。
ウェルビーイングというと、「働き方」や「ダイバーシティ」などに焦点が当たりがちですが、「地球環境の保全」という大きな視点でウェルビーイングを考えるきっかけになるような講演内容でした。

講演後には活発な質疑応答が行われ、本学でゴミ削減に取り組む学生集団“ゴミプロ”のメンバーも質問を投げかけていました。

石坂氏に質問する“ゴミプロ”メンバーの熊田さん(現代経営学部4年)

次回の現代経営研究会は10/26(水)に開催。
株式会社ワーク・ライフバランス 代表取締役社長の小室淑恵氏を迎え、「ウェルビーイングを実現する働き方改革」というテーマで講演いただきます。(Zoomウェビナーで開催)

詳細・受講のお申込み(事前登録制)は以下リンク先にてご確認ください。
現代経営研究会|東洋学園大学公式サイト (tyg.jp)