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英コミ

見慣れた街並みにも、新たな発見が。高尾ゼミ・飯尾ゼミの「TOKYOことば探検隊」プロジェクト

英コミ

2023.06.21

英語コミュニケーション学科の「英語コミュニケーション(社会とことば)ゼミ」(飯尾牧子教授)、「英語コミュニケーション(意味と理解)ゼミ」(高尾享幸教授)の合同プロジェクトとして「TOKYOことば探検隊」を実施。
コミュニケーションにおけることばの働きや日英語の比較、ことばを通じたコミュニケーションを広く研究している両ゼミの学生が、秋葉原でのフィールドワークで印象に残る「ことば」を見つけ、共有する発表会を行いました。

まず、5/31(水)に学生たちは秋葉原に繰り出し、街にどんな広告や看板が掲げられているのかを調査。
秋葉原駅周辺の店舗やビル、商店街などにあるポスターや看板などの広告物を見て回り、自分たちの興味を引いた広告物の写真を撮り集めました。

秋葉原の街で目を引く広告を探す学生たち

6/14(水)には、各チームによる発表会を開催し、学生がそれぞれ着目した広告の写真を出しながら、使われている「ことば」や気になったポイントを紹介。
注目を集める広告にはどのような「ことば」が使われているのか、その広告に自分の関心が向いたのはなぜなのか、といった点について考察を発表しました。

発表会の様子

中には、広告に秘められた文化的背景を探った学生や、「外国人が見たら?」という視点で観察・考察した学生も。
全チーム発表後には、良い発表を行ったチームへの投票も行われました。

投票で1位を獲得したチーム

本プロジェクトを通じて学生たちからは、「普段見慣れている街にも、さまざまな言葉があふれていることに改めて気づいた」「広告も含めて、街の風景になっていると感じた。秋葉原から看板がなくなったら殺風景になってしまうのではないか」「秋葉原は似たジャンルのお店が多い街なので、集客のためには広告にも工夫を凝らさないといけないと感じた」といった声が。
「ことば」への感度を高める有意義な機会となりました。

指導を担当した高尾教授のコメント:
「コピーひとつで商品の売上も大きく変わる時代。ことばには力があるということを感じてもらいたいし、自分たちのことばにも力があることを知ってほしい」

指導を担当した飯尾教授のコメント:
「私自身では気が付かないような広告をあげていたのを見て、世代によっても見えているものが異なるのだなと感じた。これからも、ことばに対する関心を深めてもらいたい」