Academic Life & Research
教育・研究
アメリカの大学生を「おもてなし」!Birchleyゼミの浅草ツアープロジェクトに密着
2023.06.30
6/12(月)、現代経営学部「Business is Peopleゼミ」(Sarah Louisa Birchley教授)の3年生が、アメリカのサム・ヒューストン州立大学の学生をターゲットとした「浅草観光ツアー」を実施。
学生たちは5チームに分かれ、名所や日本ならではのグルメ、お土産店などを案内し、インバウンドビジネスを体感するべく奮闘しました。

ツアーを企画したBirchleyゼミの学生たちと、観光客役として参加したSHSUの学生たち
今回の浅草ツアー実施に向けて、Birchleyゼミではコロナ禍による外国人観光客の減少が観光地の小規模店や老舗店に与える影響や、インバウンドの復調に合わせてどのような施策で盛り上げるかを研究。
学生たちは雷門をスタートし、仲見世通りや新通りといった老舗商店街を舞台に工夫を凝らしたツアーを用意しました。

今回、取材で密着させてもらったチームは「食べ歩き」をテーマとしたツアーを企画。
「揚げ饅頭」「おかき」といった日本ならではのグルメから、若者の間で話題のソフトクリームやアップルパイといった旬のスイーツまで網羅し、SHSUの学生たちを案内しました。

今回密着したチーム(前列:SHSUの学生/後列:Birchleyゼミの学生)

学生たちは「うなぎ」や「寿司」など和食のメニューを紹介したり、「歌舞伎」「扇子」「柴犬」などの日本文化を英語で説明したりと、積極的にコミュニケーションを取りながら、下町文化が色濃く残る商店街を案内しました。

食べたいものや行きたい場所など、ツアー参加者のニーズをヒアリングする学生(左)

「歌舞伎役者」の像と記念撮影

豊富な寿司ネタの翻訳に苦労しつつもオススメを紹介
あいにくの天気で当初の予定が変更になったり、店が臨時休業だったりというアクシデントに見舞われながらも、「日本のサンダル(=草履)が欲しい」というSHSU学生のリクエストに応えてお店の人とのやり取りを仲介したり、「たこ焼きを食べてみたい」というリクエストに応えるべく口コミ評価の高い店を探したりと、ガイド役として奮闘していました。

お土産屋さんでサイズの合う草履を探す学生たち
各チームは約1時間半のツアーを終えた後、浅草寺に集合。
ここでも、「おみくじ」の内容を翻訳したり、参拝のマナーを英語で説明したりという姿が見られました。


ツアーを通じて様々な経験をする中で学生同士の交流も深まったようで、SHSUの学生たちからは「楽しかった!」という感想が。
一方のゼミ生からは「思った以上にコミュニケーションができた」「楽しんでもらえて良かった」という声が聞かれたほか、外国人観光客がどのような食べ物やお土産を好むのか、「東京」の観光地にはどのようなビジネスチャンスがあるのかなど、肌で感じながら学ぶ機会となりました。