Academic Life & Research
教育・研究
スポーツビジネスにおける専門性とマネジメント力の重要性とは。人間科学部のゲスト講義
2023.07.14
7/7(金)、「スポーツマネジメント」(田蔵奈緒准教授)に、一般社団法人日本フィットネス産業協会統括マネージャーの韮沢靖彦氏をゲスト講師として招聘。
「フィットネスクラブ・マネジメント技能検定」の狙いやフィットネス業界におけるマネジメントの重要性についてお話いただきました。

フィットネスクラブ・マネジメント技能検定(以下、FCM技能検定)とは、フィットネスを通じて、人々の健康を支え、日本の健康産業を発展させることを目的として2017年に始まった国家資格制度。
韮沢氏は、同検定試験の振興や運営に携わっています。

韮沢氏
講義冒頭、「フィットネス事業はコロナ禍で利用者や入会者が減ってしまい、経営が厳しい時期が続いた」と韮沢氏。
この逆境を乗り越え、健康に関わる事業をもっと広めるために、事業形態を細分化したり、高齢化社会のニーズに応えて介護事業と連携したりと、フィットネス事業が進化を続けていることをご説明いただきました。
さらに、韮沢氏は「事業形態が目まぐるしく変化する中で、事業を推し進めるにはフィットネスの専門知識だけでは顧客満足を十分に得られない」と指摘。
「事業を推進するとき、専門性とマネジメント力を併せ持った人が最も活躍できる」と述べ、FCM技能検定を勉強する意味や、学ぶことで得られた知識をどのようにフィットネス業界で生かせるかご紹介いただきました。

最後に韮沢氏は、FCM技能検定の受験者から届いた「FCM技能検定の勉強をしたことで、社内でのコミュニケーションがとりやすくなった」「応援してもらえるようになった」といった声を紹介。
「マネジメントを勉強することで、自分ができることや可能性が増えていく。ぜひマネジメントを学んでほしい」と学生にメッセージを送り、講義を締めました。