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隈本ゼミ、インドネシアでスラバヤ大学との国際ビジネスワークショップを開催

大学間連携,現代経営,国際交流

2024.04.16

3/4(月)~3/8(金)、現代経営学科「消費者心理理解に基づくマーケティング戦略の研究ゼミ」(隈本 純 教授)では、インドネシアのスラバヤ大学と連 携、対面型ワークショップ”International Student Workshop on Global Business 2024 at UBAYA and TOGAKU”を開催しました。

会場となったのは私立スラバヤ大学経営経済学部(Faculty of Business and Economics, University of Surabaya)およびTrawas Campus (UBAYAトレーニングセンター)。
このワークショップは、本学とインドネシアのスラバヤ大学との研究・教育交流の一環で、本学からは隈本ゼミの3年生8人とその引率で隈本教授、川端和美講師(現代経営学部専任講師)が参加。
スラバヤ大学からは経営経済学部の国際プログラム履修生10人が参加しました。
各大学の学生はそれぞれ自国の特定の製品・サービスを選択し、どのようなマーケティングを展開して相手国の市場に浸透させるかについて、ビジネスプランを構築。
資料作成およびプレゼンテーション はすべて英語で行われました。

3/4(月)にインドネシアに到着した一行は、クリスティーナ・ラハルジャ先生と国際プログラム履修学生に出迎えられ、スラバヤ大学のキャンパスや近隣の大型商業施設を見学しました。

2日目のワークショップでは、隈本教授の挨拶、本学紹介の後、ゼミ生によるプレゼンテーションがスタート。

現地学生が感心するほどの市場分析に続き、傘レンタルサービス、日本式温泉施設、豆腐ハンバーグステーキ、米ぬかトナーについて発表しました。

各提案についてはこちらの記事を参照:
隈本ゼミ、インドネシアでのワークショップに向けた英語での発表会を開催

発表後には、「傘レンタルサービスで傘を利用者が返却しない場合は?」「豆腐ハンバーグステーキの価格は高すぎないか?」「米ぬかトナーの将来の販路拡大はどうするのか?」などについて活発な質疑応答が行われました。

最後にスラバヤ大学のアノム学部長、マルシアーノ経営学科長から講評があり、お二人ともそれぞれのアイデアを評価しつつ、各案を実現する場合のより具体的な改善点も提示していただきました。

スラバヤ大学の学生によるお茶のプレゼンテーション

隈本ゼミの発表の後は、スラバヤ大学の国際プログラム学生(IBN students)10名による2つの提案の発表となりました。こちらも素晴らしい日本市場分析を見せ、そこから日本人の過労死やメンタルヘルスに着目した提案が行われました。

ひとつ目の提案は、ココロの悩みを抱える人に向けた無料アプリの開発。ヨガやメディテーションの動画や音楽へのリンク、悩み相談や心療内科の専門医の紹介などの機能を実装するというもの。ふたつ目の提案は、働きすぎの日本人へカラダを温め、気分を静める効果があるタルア・ティー(The Talua)というブレンド茶の提案。新鮮な卵黄と砂糖、お茶、生姜とウコンを混ぜたお茶を試飲したゼミ生からは体が温まるのを感じる、生姜の苦みが体によさそう、との反応がありました。

発表後には、隈本教授からの講評があり、オンライン診療が進んでいるインドネシアならではのアプリのアイデアや、新たなジャンルのお茶の提案を評価。そのうえで日本市場特有の事情を研究することが成功のカギとなると指摘しました。

緑豊かな環境でのチームビルディング講習

発表会終了後、市内から2時間ほど郊外にあるTrawas Campus (UBAYAトレーニングセンター)に移動し宿泊。翌朝ドリアンが実る林のなかで、双方の学生と教員総勢20名でチームビルディングの講習を受けました。ゲーム志向な課題を混成チームで競い合い、大いに盛り上がりました。その後、バレーボールやサッカーを楽しんだり、キャンパス内にある果実園、家畜飼育小屋、淡水魚養殖施設などを見学したりしました。

最終日には双方で別れを惜しむほどに交流を深めるまでとなり、研修としての目的意識も高く全員が目的を達成できた大変収穫の多い学びの場となりました。

出国時にはすっかり打ち解けたメンバー