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英コミ

空港勤務で必要なスキルとは。英語コミュニケーション学科のゲスト講義

英コミ

2024.07.23

7/3(水)、英語コミュニケーション学科の「英語コミュニケーション(意味と理解)ゼミ」(高尾享幸教授)、「英語コミュニケーション(社会とことば)ゼミ」(飯尾牧子教授)、「英語コミュニケーション(異文化コミュニケーション)ゼミ」(宮房寿美子准教授)が3ゼミ合同で特別講義を実施。

東京国際空港(以下、羽田空港)の保安検査・警備業務を担う株式会社ジェイ・エス・エスの森脇雅也氏を招き空港での仕事についてお話いただきました。

今回の演題は「東京国際空港の現状と東京国際空港での仕事について」。
講義の前半、森脇氏は、羽田空港が国内・国際線の航空便が就航する日本最大のハブ空港であり、海外からの渡航者の増加で、日本人と外国人利用者の割合が逆転したという現状を解説。
また、英語を専門として学び、6月には「ことば」をテーマに羽田空港でフィールドスタディを行なったゼミ生に向けて、「羽田空港は英語力を生かして働ける環境である」と説明しました。
「訪日外国人に情報を伝達するための表現を探索。羽田空港フィールドスタディの合同発表会」はこちらから

森脇氏

続いて、森脇氏が従事する保安・警備業などの様々な一般企業と、税関職員などの公務員が混在しながら働いている空港内の「施設」「職種」「仕事内容」について言及。
多くの人とのコミュニケーションを必要とする空港でスタッフとして働くには、「相手の目を見て話す」「話を遮らないで聞く」などの「傾聴スキル」が最も重要であるとし、ぜひそのスキルを磨いてほしいとアドバイスを送りました。

講義後半では、ゼミ生たちはグループごとに質問をまとめ、森脇氏との質疑応答を実施。
「空港で働いていて一番大変なことは?」「24時間営業している空港での勤務形態は?」「傾聴力以外で身につけておくべきスキルは?」など様々な質問が上がりました。
羽田空港勤務だからこそのエピソードを交えながらの回答に、ゼミ生たちは熱心に耳を傾けていました。

ゼミ生からも多くの質問が

高尾教授は、「羽田空港第3ターミナルでフィールドスタディをしただけではわからなかった空港内での仕事内容について、実際に働く方のお話を聞ける貴重な機会になったと思う」と語り、森脇氏に感謝を述べて講義を締めくくりました。