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秋葉原で見つけた広告と言葉の魅力について、飯尾ゼミ・高尾ゼミが合同で発表会を開催

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2024.12.24

グローバル・コミュニケーション学部の「英語コミュニケーション(社会とことば)ゼミ」(飯尾牧子教授)と「英語コミュニケーション(意味と理解)ゼミ」(高尾享幸教授)が合同で、11/6(水)秋葉原でのフィールドスタディーを実施。
フィールドスタディーの様子はこちら

11/20(水)には各チームによる発表会が開かれました。

発表の様子

学生たちは、それぞれ興味を惹かれた広告の写真を提示し、「ことば」やデザインに着目して考察を発表。

例えば、「ずずずずずずずずず」というラーメンをすするオノマトペを用い、五感に訴える広告の効果を考えたチーム、「飛び込め!」や「スマホ買うな、修理しろ!」などと命令形で書かれた看板を取り上げ、ダイレクトな表現が持つ効果を分析したチームがありました。

また、観光客向けに10か国語で「ようこそ」と書かれた看板や、ピクトグラムを効果的に用いた広告に注目するなど、多彩な視点で広告を分析しました。

学生からは次のような感想が寄せられました。
「看板を見ることを意識して歩いたのは初めてで、街にはさまざまな言葉であふれていることに気づいた」
「オノマトペは印象に残りやすいと感じた」
「観光客向けの看板も多い中で、『ホビーは心の支え』のようなオタク文化特有の標語もあり興味深かった」といった感想が聞かれました。

発表の最後には、学生による投票が行われ、上位のグループには高尾教授より賞品が手渡されました。

飯尾教授のコメント:
「同じ秋葉原という場所でも、学生それぞれの視点が異なり、多様な広告が取り上げられていて興味深かったです」
高尾教授のコメント:
「共感を呼ぶ標語や手書き風フォントを使った広告など、多様な事例が見られました。最近では、動画と文字を組み合わせた広告も増えていますが、相手にどのような言葉を投げかければ興味を引けるのか、この発想は今後も重要になるでしょう」