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1年生のクラス代表が熱意あふれるプレゼンを披露!「プレゼンTOGAKU」開催報告

グロコミ,英コミ,現代経営,人間科学

2025.01.21

2024年12月、1年生のクラス代表が「SDGs」をテーマにプレゼンテーションを披露する「プレゼンTOGAKU」の全体会がフェニックスホールにて開催されました。

東洋学園大学では、都心の立地や大学の持つ様々なりリソースを生かした「TOGAKU PBL」(PBL=課題解決型学習)を積極的に推進。
「プレゼンTOGAKU」は、学生一人ひとりが自分の興味に基づき課題を設定・研究し、大勢の前で発表するという、本学における学びの土台を作る機会として、1年次の必修科目「教養基礎演習B」にて毎年開催されています。
「SDGs」を全体の共通テーマにそれぞれが学びを深め、各クラスで全員が発表を行い、クラス代表を選出。
選出された代表者は学部ごとの全体会で、1年生全員の前で発表を行います。
全体会の運営(発表者紹介、司会、タイムキーパーなど)もすべて学生主体で行われます。
代表に選ばれなかった学生もさまざまな役割を担い、貴重な経験を積む機会となっています。

グローバル・コミュニケーション学部全体会の司会者

12/10(火)に開催された現代経営学部の全体会には、8名のクラス代表が登壇。
「レジ袋有料化に対する問題提起」「日本企業が抱えるSDGsの課題」「フードバンクの現状と課題」など、現代社会の課題に鋭く切り込んだ発表が展開されました。

データやイラストなどを効果的に活用してスライドを作成

発表者たちは、調査やリサーチデータをもとにグラフや表を効果的に用いたビジネスプレゼン形式で、説得力のある主張を展開しました。

発表者紹介もプレゼンへの期待感を高める重要な役割

八塩圭子学部長は講評の中で、「自分でマーケティングリサーチを行い、論理的にプレゼンを展開できていた。最初に定義と結論を持ってくるというプレゼンの構成も明確で、聴衆を引き付ける工夫も素晴らしかった。全員が原稿なしで堂々とプレゼンを行ったことも素晴らしい。今後もリサーチ力とプレゼンスキルをさらに磨いてほしい。」と激励しました。

また、澁谷智久教養教育センター長より、参加全員に参加賞が贈られました。

現代経営学部の発表者

人間科学部:スピーチで想いを伝える

12/12(木)1限に開催された人間科学部の全体会には、8名のクラス代表が登壇。
スライドは使用せず、聴衆と真摯に向き合うスピーチ形式で、それぞれの想いを伝えました。
発表後には全員による投票が行われ、順位が決定しました。

男女別役割の問題を取り上げた天海春奈さんのプレゼンが第2位に

「電柱のない街づくり」「子どもの貧困」「縄文時代の協調する生き方について」など、人間科学部ならではの視点でSDGsと関連付けたスピーチが繰り広げられました。

中でも、自分の経験から出発して、老々介護や子育て支援の問題に切り込んだ服部紅介さんのプレゼンが学長賞(最優秀賞)を受賞しました。

学長賞を受賞した服部紅介さんのプレゼンの様子

人間科学部の発表者と紹介者

受賞者は以下の通りです。
学長賞(最優秀賞):服部紅介
学部長賞(第2位):天海春奈
教養教育センター長賞(第3位):中野正健
特別賞:市村心乃

グローバル・コミュニケーション学部:多様な視点と国際色豊かなプレゼン

12/12(木)2限に行われたグローバル・コミュニケーション学部の全体会も、人間科学部同様のコンテスト形式で実施。

メモを取りながら真剣にプレゼンに耳を傾ける

「フードロス」「世界の気候変動対策」といった国際的な課題を取り上げた発表や、ゲームやAIといった現代的なテーマを扱った発表、身近な地域の歴史や文化の喪失に警鐘を鳴らす発表など、多岐にわたるテーマが取り上げられました。

AIの教育活用による機会平等化の可能性を提示した村田花梨さんのスピーチは学長賞を受賞

身近な社会問題である「仕事離職の増加」を取り上げた三舟玲花さんのスピーチも多くの共感を集め、学部長賞を受賞しました。

高尾享幸学部長は「どの発表も甲乙つけがたい素晴らしい内容だった。言葉には力がある。そのことを自覚し、自分の発する言葉の力を磨いていってほしい。」と講評しました。

グローバル・コミュニケーション学部の発表者と紹介者、運営スタッフを務めた学生

受賞者は以下の通りです。
学長賞(最優秀賞):村田花梨
学部長賞(第2位):三舟玲花

辻中豊学長は、「入学から9ヶ月で、3分間に内容をまとめて発表した経験は、社会に出ても必ず役立つ。タイムマネジメント能力も養われる貴重な機会だ。自信を持って、自分の興味関心を深めてほしい」とエールを送りました。