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テレ東社員も驚く具体的な施策を提案!八塩ゼミ×テレ東BIZ 最終発表

産官学連携,現代経営

2025.03.04

東洋学園大学では、都心の立地や大学の持つ様々なリソースを生かした「TOGAKU PBL」(PBL=課題解決型学習)を積極的に推進しています。

1/20(月)、現代経営学部3年「マーケティングとメディア研究ゼミ」(八塩圭子教授)が、「テレ東BIZ」にご協力いただいて実施しているマーケティングプロジェクトの最終発表を実施。
テレビ東京から長谷川奈々子氏と荻光輝氏をお招きし、「学生にテレ東BIZに入会して利用してもらうための施策提案」を行いました。

「テレ東BIZ」は、テレビ東京が提供する日本最大級の経済動画配信サービス。
本学現代経営学部では法人契約を結び、授業の教材や経済情報収集に活用しています。
テレ東BIZ公式サイト: https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/

今年度のプロジェクトは、昨年5月のキックオフミーティングを皮切りに、6月には「テレ東BIZ 3周年感謝祭」を視察、7月には中間発表として「テレ東BIZをもっと本学の学生に使ってもらう施策提案」を行いました。

秋学期には実際に、学内サイトの導線設計改善や、認知度向上を目的としたコラボカフェやキャンペーンの開催など、在学生向けにさまざまな施策を実施しました。

最終発表では4つの班が学内施策の実施報告と「学生にテレ東BIZに入会して利用してもらうための施策提案」を行いました。

提案内容には、「InstagramなどSNSを活用した認知度拡大」「大学のキャリアセンターや就活イベントでの宣伝」「動画プレビュー機能の追加」など、学生目線のアイデアが多数挙げられました。
中でも、「親世代や企業がテレ東BIZをプレゼントする」という提案をした4班が最優秀賞を受賞。

最優秀プレゼンに選ばれた4班にはテレ東BIZから記念品が贈られた

4班は学内施策として、11月に「テレ東BIZコラボカフェ」を開催。
このカフェでは、テレビ東京のキャラクター「ナナナ」にちなんだバナナジュースを販売すると同時に、「テレ東BIZ診断」キャンペーンを実施し、認知度向上と利用促進を目指しました。
学内施策の詳細はこちら: https://www.tyg.jp/research/detail.html?id=23515

バナナジュースは毎日完売するほど大好評でしたが、キャンペーンの参加率は予想を下回り、ログイン方法を知らない学生が多いなど、学内での「テレ東BIZ」の認知度がまだ十分でないことが課題として浮き彫りに。
こうした結果を踏まえ、最終発表では、学生がもっと気軽にテレ東BIZを利用できるように、親世代や企業がテレ東BIZをプレゼントしてまずは使用体験を促す施策や、ファミリープラン、ポイント制の導入などを提案しました。
これらの提案は、実際にテレ東BIZチーム内で議論されている課題と一致しているだけでなく、NETFLIXやU-NEXTなど他社サービスの成功事例を参考にした説得力のあるプレゼンテーションが高く評価され、最優秀賞を受賞するに至りました。

各チームの発表後はテレビ東京社員との活発な意見交換が行われた

発表を見守ったテレビ東京の長谷川氏からは、次のようなコメントをいただきました。
「どのチームもわかりやすく質の高いプレゼンで、目を見張りました。内容も大変参考になり、今後の営業活動にダイレクトに役立つ提案もありました。この取り組みに感謝しています。」

上段左から2人目より、テレビ東京の長谷川氏、荻氏、ゼミ生たち、上段右八塩教授

今回の産学連携プロジェクトを通じて、学生たちはリアルなビジネスの課題に触れ、実践的な施策提案を行う貴重な経験を積むことができました。