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教育・研究

人間科学

箱の中に現れる世界を見守る。「心理的アセスメント」の箱庭療法実習

人間科学

2025.06.18

東洋学園大学では、都心の立地や大学の持つ様々なリソースを生かした「TOGAKU PBL」(PBL=課題解決型学習)を積極的に推進しています。

5/20(火)、人間科学部の「心理的アセスメント」(井上美鈴准教授)にて、箱庭療法の実習が行われました。

「箱庭療法」は心理療法の一種で、セラピストが見守る中でクライエントが砂の入った箱の中に多彩なフィギュアを自由に配置していきます。
学生たちは複数の箱庭とミニチュア、カウンセリングスペースを備えた実験室で、2~3人一組となって実習を行いました。

ひとりが箱庭に置くミニチュアを選び、こころの赴くままに配置。
同グループの仲間は、その様子を静かに見守ります。

仲間の作った箱庭を観察する学生と井上准教授(右)

最後に、それぞれが作った箱庭を様々な角度から撮影しました。

砂の状態、多種多様なミニチュアやおもちゃの配置など、できあがった箱庭は千差万別。
その後、箱庭で自分のこころを表現する側(クライエント役)と箱庭を作る仲間を見守る側(セラピスト役)の両方の気持ちをグループごとに振り返り、クラス全体で共有しました。