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児童福祉施設、無料塾、病院、学校、少年鑑別所、企業など14施設・計80時間で行われた「心理実習」報告会

産官学連携,人間科学

2025.11.05

東洋学園大学では、都心の立地や大学の持つ様々なリソースを生かした実習や「TOGAKU PBL」(PBL=課題解決型学習)を積極的に推進しています。

春学期から秋にかけて、公認心理師課程の必修科目「心理実習」を実施。
同課程を履修する4年生が、「保健・医療」「福祉」「教育」「司法・犯罪」「産業・労働」の主要5分野・計14施設で、合計80時間超の実習を行いました。

実習を終えた4年生は、10/2(木)の2年次科目「心理的支援法」(鈴木義也教授)にて「心理実習報告会」を開催。
後輩たちに、実習での経験や学びを報告しました。

まずは、産業分野と、教育分野(学習センター)での実習報告から。

東洋学園大学では、都心の立地や大学の持つ様々なリソースを生かした実習や「TOGAKU PBL」(PBL=課題解決型学習)を積極的に推進しています。

春学期から秋にかけて、公認心理師課程の必修科目「心理実習」を実施。
同課程を履修する4年生が、「保健・医療」「福祉」「教育」「司法・犯罪」「産業・労働」の主要5分野・計14施設で、合計80時間超の実習を行いました。

実習を終えた4年生は、10/2(木)の2年次科目「心理的支援法」(鈴木義也教授)にて「心理実習報告会」を開催。
後輩たちに、実習での経験や学びを報告しました。

まずは、産業分野と、教育分野(学習センター)での実習報告から。

3人目は福祉分野の中でも意外と知られていない「母子生活支援施設 」と、司法・犯罪分野の「少年鑑別所」での実習を報告。
支援を受ける母子と支援する側の職員・心理職との距離感や、犯罪・非行を犯した少年の背景を探ることの大切さに気付いた、との発表を行いました。

次は、医療分野の中から、駅前にある通院型のメンタルクリニックと、病床数が多く、重症患者も多く受け入れている精神科の病院という2施設で実習を行い、QOL向上プログラムの見学も行った学生が発表。

患者の悩みや精神疾患に合わせた各施設の役割、コミュニケーションの違いについて説明しました。

最後に登壇した学生は、福祉分野の「無料塾」と、医療分野の中でも「総合病院内の精神科」という2施設について発表。
無料塾では「塾」という言葉のイメージとは異なり、食事をきっかけに家庭や生活の支援を行うなどの取り組みを行っていること、総合病院では「カンファレンス」で医師たちがどのように診断を確定させているかなど、実習に行かなければわからない現場の様子を紹介しました。

全員の報告終了後には、後輩や教員との質疑応答も活発に行われ、半年間にわたって実習生と密にやり取りし、実習日誌のフィードバックも行っていた磯上実花助教からは、実習生が「現場で心理職の方から聞いたこと、見たことを言葉にしようとしてくれている」ことについて高く評価するコメントが。
「人の話を聞いて投げ返すのはとても難しいことですが、話をよく聞いていればどこに投げ返すべきかがわかる。5人はその力を現場で生かし、自分の考えを働いている方々に一生懸命投げかけていた。自分で考え、試し、相手に投げかけるのは、どんな進路でも生きる力。今後の活躍も期待しています」(磯上助教)と、実習生の今後に対して激励の言葉が贈られました。

<2025年度心理実習にご協力いただいた施設(順不同)>
<2025年度 心理実習 実習先(順不同・敬称略)>
■医療・福祉
東京科学大学病院
医療福祉法人静和会 浅井病院
柏駅前なかやまメンタルクリニック
あおきメンタルクリニック

■福祉
社会福祉法人むくどり
特定非営利法人NPOあおぞら
児童養護施設こどものうち八栄寮
よこはま若者サポートステーション
無料塾オリーブみらい
母子生活支援施設リフレここのえ

■教育
流山市教育委員会(教育支援センター)
千葉市立西の谷小学校

■産業
住商ウェルサポート株式会社

■司法
東京少年鑑別所