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現代経営

社長として活躍する卒業生が登壇!「アントレプレナーシップ」と「事業承継概論」ゲスト講義

現代経営

2025.12.01

現代経営学部では起業や家業を継ぐ事業承継についての実践的な授業を行っており、経営者として活躍する卒業生を輩出しています。

10月は、「アントレプレナーシップ」と「事業承継概論」(ともに石黒順子准教授)の授業に、社長として活躍する卒業生がゲスト講師として登壇。
会社経営についてのリアルなお話を伺いました。

10/17(金)の「アントレプレナーシップ」にゲストとして登壇いただいたのは、2022年に本学を卒業した平田動史氏。

在学中の2021年に株式会社AXE CONSULTINGを起業、映像制作や写真撮影、Web・CG制作等のクリエイティブ事業を展開しています。

授業では、平田氏が在学中から起業に至るまで、どのようなことを考え行動してきたか、起業のメリット・デメリットは何かなどのお話を伺いました。

年齢も近く、学生たちにとって等身大の先輩である平田氏のお話には、大学生活にすぐ生かせるようなアドバイスが多く、質疑応答も活発に行われました。学生からは、「将来どうしたいかを意識して時間を無駄にしないように行動に移して残りの学生生活を過ごしたい」「挑戦を続ける姿勢や失敗を恐れずに行動する大切さを学んだ」などの感想が寄せられました。

また、同授業には個人事業主として保険代理店業を営む卒業生の伊東虎氏が聴講に訪れ、起業した卒業生同士のつながりも感じられました。

一方、10/20(月)の「事業承継概論」にゲスト講師として来学したのは、本学の前身である東洋女子短期大学の卒業生で、2010年にファイン株式会社を承継、代表取締役を務める清水直子氏。

歯ブラシメーカーからスタートし、M&Aによってサステナブルな樹脂素材を用いたオリジナル商品の開発など新たなビジネスにも挑戦し続けている清水氏から、会社の歩みや事業承継に関わる苦労、リーダーとしての役割についてお話を伺いました。

授業内では、清水氏が同社の事業を承継する際に抱えていた課題をテーマにグループワークも実施。
学生たちは、業務改善の優先順位、必要なもの・期間、予算、相談相手といった項目についてグループで活発な意見交換が行われました。

「会社の抱えている問題を解決していくには、まずどこから解決していくかの優先順位を決めることが大切だということがわかった」といった声のほか、事業承継や中小企業の経営に対する見方が変化したという感想も多く聞かれました。
また、授業終了後には「就職先でのビジョンが見え、とても有意義な時間だった」「いつか自分のやりたいことを見つけ、起業してみたいと思った」という声もあり、将来の選択肢を増やすきっかけにもなったようです。

東洋学園大学では、今年夏からキャリアセンター内に起業や事業承継の相談コーナー「起業ラボ」を開設。
経営者としての進路に興味がある在学生は、ぜひ活用を。