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世界での学びを明日へつなぐ。Future Me&夏季短期留学報告会

国際交流

2025.12.04

9/18(木)、国際交流センターが主催するイベント「Future Me 留学をキャリアに活かす!」と「2025年度夏季短期留学プログラム帰国者報告会」をGlobal Loungeで開催。

「Future Me」では、本学グローバル・コミュニケーション学部を2012年に卒業した高橋友也氏をお招きし、お話を伺いました。

高橋氏

高橋氏は在学中、英語教師を志して教職課程(中学校・高等学校)を履修 。
アメリカ・テキサス州での海外インターンシップをきっかけに、新しい価値観に触れたと語ります。
現地で出会った15歳のボランティアが「地域を良くしたい」と真剣に活動する姿に感銘を受け、帰国後は地元・杉戸町 で仲間とともに町おこしに取り組みました。

卒業後は教師志望から一転、企業理念に共感したベンチャー企業へ入社し、人材育成の分野で経験を積んだ後、28歳で独立。
現在は、株式会社SpinLeadを経営し、人材コンサルティングを行っています。

学生に向けて、「留学や就活で得られるのは語学力やスキルだけでなく、新しい価値観。自分がどんな環境に身を置くかによって将来は大きく変わる」と語り、「学生時代こそ0から1をつくる挑戦をしてほしい。とにかく行動してみるのが大切」と呼びかけました。

続く「夏季短期留学プログラム帰国者報告会」では、夏季に「海外文化演習」 「国際体験演習」 、および「ISA(Independent Study Abroad)」の各プログラム (韓国・マルタ・ニュージーランド・カナダ・マレーシア)に参加した学生たちが、それぞれの体験を発表しました。

イギリス・スウォンジー大学 に留学した学生は、写真や寸劇を交えながら現地の魅力や観光時の注意点 を紹介。

ロンドンの観光名所Big Benで 観光客の携帯がスリの標的になることを説明する学生たち(Big Ben役はAndy Boon教授)

カンボジアにある日系旅行会社でのインターンシップに参加した学生は、アンコールワットを見学して気づいた現地の仏教と日本の仏教の比較を行いました。
また、インターンシップの一環としてオフィス業務やツアー同行のほか現地の取り組みについての視察も行ったそうで、女性が手工芸品を制作・販売して収入を得ることで、自らの学びの機会を確保している現状について報告した学生も。
カンボジアでは、経済的な理由から教育を受けにくい女性や若者が少なくありませんが、こうした取り組みが学びの継続を支えています。

「ISA」でニュージーランドへ留学した学生は、キャッシュレス社会の生活や、カフェ文化の一つ「フラット・ホワイト」を紹介。さらにホストファミリーと行ったハーバーブリッジの夜景の写真を示しながら、思い出を語りました。

最後に、全員で留学を振り返るワークショップを実施。担当教員からは「留学したら終わりではなく、留学で得た経験やインスピレーションを将来につなげてほしい」とエールが贈られました。