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[学生取材]井上ゼミ3年生によるPBL報告!「東郷平八郎の歯を追う!」三笠編

PBL,グロコミ

2025.12.04

東洋学園大学では、都心の立地や大学の持つ様々なリソースを生かした「TOGAKU PBL」(PBL=課題解決型学習)を積極的に推進しています。

今回は、グローバル・コミュニケーション学科「国際平和・協力ゼミ」(井上実佳教授)3年生によるPBLの報告が届きました。
ゼミ生たちの研究テーマは、キャンパス1号館9階にある「東洋学園史料室」と、その収蔵品にゆかりある人物「東郷平八郎」。
東洋学園大学のルーツである旧制東洋歯科医学専門学校から現在まで、歴史と史料を辿るPBLの模様をご紹介します!

<【PBL】【3年井上ゼミ】「東郷平八郎の歯を追う!」三笠編>
グローバル・コミュニケーション学科の3年次「専門応用演習」(井上実佳教授)ではプロジェクトを実施しています。
その名は…「東郷平八郎の歯を追う」です!
今回は、10/13(月)、東郷平八郎と深い関わりがある横須賀を巡り、世界三大記念艦「三笠」を見学しました。
ここからは井上ゼミ生が当日の報告をお届けします。

世界三大記念艦「三笠」(https://www.kinenkan-mikasa.or.jp/
京急線横須賀中央駅 徒歩15分

「三笠」は日本海海戦でロシア艦隊を撃破し、日本の独立と安全を守った誇り高い歴史遺産となっており、艦内には海戦や海軍などの資料などが展示されています。

横須賀 三笠記念艦 学外研修スケジュール

11:00 京急横須賀中央駅東口改札 集合
11:15―12:30 いちご よこすかポートマーケット ランチタイム
12:40 移動
12:50 世界三大記念艦「三笠」 到着
12:50―14:15  記念艦内 見学
14:30 いちご よこすかポートマーケットにて休憩&見学内容のまとめ&写真共有
15:30 現地解散

私たちは、大学内にある史料室を盛り上げる取り組みの一環として、記念艦「三笠」を見学しました。
プロジェクトでは、これまで、インターネットや文献資料を通して東郷平八郎や三笠の歴史について学んできましたが、実際に現地を訪れ、展示や史料を目にすることで、文字だけでは伝わらない歴史の重みを感じることができました。
特に印象に残っているのは、東郷平八郎がどれほどの覚悟と信念をもって戦いに臨んでいたかという点です。
甲板が危険な状態でも妥協せず、戦況を正確に把握するために最前線に立ち続けたという姿勢から、指揮官としての強い責任感を学びました。
また、東郷平八郎や「三笠」が残した功績を後世に伝えるうえで、「史料」や「展示」の存在がいかに大切かを改めて実感しました。
今回の見学で得た学びを、史料室の活動にも活かし、多くの人に歴史の魅力を感じてもらえるような工夫につなげていきたいと思います。

記念艦「三笠」を見学するゼミ生たち

「三笠」を見学して一番に感じたことは戦争の悲惨さです。
「三笠」は復元後の船が展示されていますが、中に弾痕により変形した鉄板が展示されていたり、戦場の映像などを絵で見ることができ、撃ち合いの過酷さや戦争の悲惨さを感じました。
しかし、アジアの新興国が列強の一角を打ち破ることができたのもこの戦いであり、非常に快挙であったことも推察 できました。
その他にも、この記念艦では日露戦争時の模型による海戦のシミュレーションや映像や資料、物品などが多く展示されており、当時の戦い分かりやすく学習できると感じました。
この「三笠」見学を通して、戦争の過酷さを知り、同時に東郷平八郎がどのような戦いをしていたかなどを知ることができました。

「三笠」に隣接する「いちご よこすかポートマーケット」では軽食から食事、デザート、お土産まで様々なものが販売されており、ゼミ生はハンバーガー、海鮮丼、タコライス、プリンといったそれぞれ気になるものをランチに選びました。

一つひとつがボリューミーで価格は少し高めでしたが満足できる量でした。
私たちが行った日は雨風が強い日でしたが、すべて室内にあるということもあり多くの人でにぎわっていました。
また、横須賀の米軍基地が近いことから外国の方も多く、にぎやかな雰囲気で食事やお土産の散策もできました。
施設内は席数も多く、席を確保するのに苦労することもなく、子供用の椅子やバリアフリーも完備され、外にはペット同伴可能なテラス席もあるため、家族全員で素敵な休日を過ごすことができます。

ここで感動した食べ物をご紹介します!
「MARLOWE」は、神奈川県葉山を拠点にしたビーカー入り手作り焼きプリンの専門店です!
この時期は、ハロウィンだったため、ハロウィン限定のビーカーがついているものを食べました!
一般的なプリンよりも量が多かったですが、上品な甘さだっため食べやすかったです!東京都の銀座や三軒茶屋にもあるのでぜひ足を運んでみてください!

東郷平八郎関連に縁のある場所めぐりと食事は、まさにプロジェクトにふさわしい体験が出来たと思います。

我々のプロジェクト「東郷平八郎の歯を追う!」では、学外研修前に本校の史料室にお邪魔し、職員である永藤さんに東郷平八郎、本校の歴史について説明をしていただきました。
永藤さんには「東郷平八郎の歯を追う!」プロジェクトにも協力をしていただいています。

お世話になった永藤さんへ何とか恩返しがしたいゼミ生一同は、議論の結果、大学創設100周年の2026年に向け、我々のプロジェクトを通して史料室を盛り上げていこうという結論に至りました。
具体的には、2026年11月に創立100周年を迎えるタイミングで、2026年度の学園祭「フェニックス祭~郷郷祭り~」 にて、井上ゼミが「東洋学園大学と○○」と題し、様々なトピックと東洋学園大学の歴史を絡め、パンフレットを作成することを決定しました。
今回の学外研修もこの企画と深い関わりをもつトピックとして位置付けています。
是非とも来年フェニックス祭で井上ゼミのパンフレットを読んでいただき、本校の資料室を私達と一緒に盛り上げませんか?!三笠編→「???」 Coming Soon!
(取材・撮影・執筆:井上ゼミ3年生)

東洋学園史料室は、在学生・教職員のほか、一般の方にもご覧いただけます。
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