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田蔵ゼミが日本ゴルフツアー機構(JGTO)を訪問、プロゴルフツアーの集客戦略を提案

PBL,産官学連携,人間科学

2026.03.26

東洋学園大学では、都心の立地や大学の持つ様々なリソースを生かした「TOGAKU PBL」(PBL=課題解決型学習)を積極的に推進しています。

1/23(金)、人間科学部スポーツ健康コースの「スポーツマネジメントゼミ」(田蔵奈緒教授)のゼミ生が、一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)を訪問し、プロゴルフトーナメントの集客戦略についてプレゼンテーションを行いました。

当日は、諸星裕会長、松本尚事務局長、競技運営部の宇野遥香氏が、学生たちの提案に真剣に耳を傾けてくださいました。
プレゼンテーションに先立ち、諸星会長からJGTOの組織的特徴やプロゴルフ界の特殊性についてお話がありました。
JGTOは一般社団法人であり、他の競技団体と大きく異なる点として、選手が組織に雇用されるのではなく「個人事業主」として活動していることが説明されました。
賞金だけで生活することの難しさやスポンサー獲得の重要性、さらに日本ツアーがスポンサー企業の業績に大きく左右される「ビジネス依存型スポーツ」であるという課題についても共有され、学生たちは業界の実情を深く理解する貴重な機会となりました。

学生たちは、「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」を題材に、ゴルフ観戦のハードルを下げ、家族連れやライト層に観戦以外の楽しみを提供することを目的とした企画を立案。
クロスSWOT分析を用いて、ファッションショーやキッズルーム設置、応援ライブなど、家族層が安心して楽しく観戦できる環境づくりを提案しました。

また、観戦体験を高める施策としての案内観戦ツアーや、ゴルフ初心者や親子でも楽しめるチャレンジ企画など、幅広い層をターゲットにした体験型イベントを提示しました。
さらに、地域の飲食店出店と抽選会による滞在促進策も盛り込まれました。

提案された企画のなかには、松本氏から「これはちょっと盲点だったな」と従来にない斬新なアイデアとして高い評価をいただいたものもありました。
また、宇野氏からは「練習場周りのスペースを活用する発想など、使えるスペースを探すのが上手い。ゴルフ以外のスポーツをやっているからこその目の付け所だ」とのコメントをいただき、ゴルフ未経験者ならではの視点が新鮮な着眼点として評価されました。

学生たちは、過去にサッカー業界との地域イベントで集客企画を実施した経験を活かし、学生主導のイベント運営が持つ独自の魅力についても説明。イベントでSNSのフォロワーを約200人増加させた実績を踏まえ、体験型イベントを通じてゴルフの楽しさを伝え、認知度向上につなげる戦略を提案しました。

松本氏からは「成田で開催される大会のプロモーションについて協力できることがないか検討したい」との前向きなコメントをいただき、学生たちの提案が実際のイベント運営に活かされる可能性が示唆されました。

田蔵教授のコメント:学生たちは、事前のリサーチを重ね、ゴルフ業界の課題を深く理解した上で、実現可能性の高い具体的な提案を行うことができました。諸星会長をはじめJGTOの皆様から、業界の実情や構造的な課題について直接お話を伺えたことは、学生たちにとって何物にも代えがたい学びとなりました。