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国際社会問題から大衆文化研究まで。グローバル・コミュニケーション学部卒業研究発表会を開催

PBL,グロコミ,英コミ

2026.03.31

東洋学園大学では、都心の立地や大学の持つ様々なリソースを生かした「TOGAKU PBL」(PBL=課題解決型学習)を積極的に推進しています。
その集大成のひとつが、学生一人ひとりが自らテーマを探究する卒業論文・卒業制作。
今回は、2/6(金)に開催されたグローバル・コミュニケーション学部の「卒業研究発表会」の様子をご紹介します。

2/6(金)、グローバル・コミュニケーション学部の卒業研究発表会が開催され、10名の学生が4年間の成果を発表しました。

発表テーマは、グローバル・コミュニケーション学部らしく、実に多彩。
国際社会の課題に切り込んだものから、言語・文化・エンターテインメント、映像作品まで、学生それぞれの「問い」が凝縮された論題が並びました。

グローバル・コミュニケーション学科からは、ネパール山岳部の教育アクセス格差、バングラデッシュにおける女性差別の構造といった国際社会の課題を扱う研究に加え、
韓国で急拡大する24時間スタディカフェの発展要因、IR誘致による東京の国際競争力強化など、現代社会の動向を分析した論文、世界的にも人気なアニメ・マンガに関するドキュメンタリー映像の卒業制作作品も発表されました。

一方、英語コミュニケーション学科の論文発表では、英語にとどまらず多様な言語や表現、教育に関する研究も。
チャールズ三世への呼称表現の分析や、ポケットモンスターの中国語名称の音韻と能力値との相関考察、アメリカンプロレスのボディランゲージ研究など、独自の視点が光る発表が続きました。
さらに、ハリウッド映画の続編が成功しにくい要因を、映画産業と社会価値観の変化との関係から読み解く研究も注目されました。

さらに、発達障害児の学びを支える英語教育の可能性を療育の観点から考察した論文が発表されるなど、実践的な問題意識も提示されました。
また、日米のスタンダップ・コメディ(漫才)を比較し、「おもしろさ」の文化差を探る研究など、大衆文化を学術的に読み解く発表も印象的でした。

最後に高尾享幸教授(学部長)より、最優秀論文賞と優秀論文賞が発表され、学生に向けてメッセージが贈られました。
「今年の発表を聞いて、改めてこの学部の面白さを感じました。途上国の教育問題を論じる学生もいれば、プロレスやスタンダップ・コメディの『おもしろさ』を学術的に掘り下げる学生もいる。どのテーマも、学生自身が本当に興味を持って向き合ったことが伝わってきました。その真剣さこそが、卒業論文の一番の成果だと思います。」

<最優秀論文賞>
■グローバル・コミュニケーション学科
中條優奈
バングラデシュの縫製産業における女性労働者の人権侵害―労働災害の事例と時系列分析から見る国家対応の限界―
■英語コミュニケーション学科
吉田龍二
メディアにおける外国人による日本語発話の表記に関する一考察

<優秀論文賞>
内山睦心 韓国における24時間スタディカフェの発展要因
漆原大悟 IR誘致によるMICE推進と観光振興~東京における国際競争力強化の可能性~
川緑拓実 アメリカのスタンダップ・コメディを通して比較する日本人とアメリカ人の「おもしろさ」の感覚

<グローバル・コミュニケーション学部卒業研究発表会 論題(発表順)>
廣瀬真樹 レント山岳部における教育支援―比較/事例分析からみる教育アクセス格差―
大沼希美 チャールズ三世の呼称表現
アリヌール・アニカ バングラデッシュにおける女性差別の構造と社会的背景
森田桃暁 アメリカンプロレスにおけるボディランゲージの分析
小林那奈聖 なぜハリウッド映画の統編は失敗するのか
永友梨緒奈 療育観点から考える英語教育―発達障害児の学びを支える英語教育の可能性―
森本素鶴 漫画の神様からのメッセージ