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都内のモスク「東京ジャーミィ」で、ムスリムの生活や宗教観に触れる。中村(知)ゼミのPBL

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2026.09.01

東洋学園大学では、都心の立地や大学の持つ様々なリソースを生かした「TOGAKU PBL」(PBL=課題解決型学習)を積極的に推進しています。

7/13(月)、グローバル・コミュニケーション学科「フィールド文化研究ゼミ」(中村知子専任講師)が、東京都渋谷区にある「東京ジャーミィ・ディヤーナト トルコ文化センター」(以下、東京ジャーミィ)でのフィールドスタディを行いました。

礼拝堂を見学する中村(知)ゼミ※写真は許可をいただいて撮影しています(以下全て)

中村(知)ゼミでは、「文化人類学」をテーマに研究を行っており、今年は「ムスリム(イスラム教徒)」の生活面や文化面に着目。
今回フィールドスタディを行った東京ジャーミィは、1938年から同地に建つ、日本最大級とも言われるイスラム教のモスクです。

外観から異国情緒漂う東京ジャーミィ

敷地内には、毎日決まった時間に礼拝が行われている礼拝堂のほか、イスラム教やトルコをはじめとする中近東の文化に関する資料を閲覧できるスペースなども併設されています。

中村講師とゼミ生たちが到着したタイミングで、ちょうど午後の礼拝がスタート。
広報担当の下山氏に案内していただき、信者の方々が祈る礼拝堂の見学をさせていただきました。

靴を脱いで礼拝堂に入り、下山氏にお話を伺う中村(知)ゼミ一行(手前)

高い天井に美しい装飾が施された礼拝堂

下山氏からは、イスラム教の礼拝が「食事」と同じような時間帯に行われている理由や、男女が一緒の場所で礼拝を行わない理由など、イスラム教という宗教に根づく考え方や文化についてのお話や国際交流についてなど、様々なお話を伺いました。

礼拝堂を訪れた海外の方々にお話を聞く機会も。

女子グループは礼拝堂2階にある女性限定の礼拝エリアも探索。

壁に描かれている模様が「文字」であることに気づいてスマホでの翻訳を試みたり、貸出用のヒジャブやコーランを観察したり、募金箱があちこちに設置されていることに気づいたりと、イスラム教ならではの文化に触れました。

さらに、「アラビア文字」をはじめ、ムスリムの人々が生み出した様々な知識や文化についての説明も伺いました。

フィールドワークの最後は、モスクに併設されている「ハラールマーケット」へ。
肉やチーズ、調味料といった日常生活の食糧から、日本を含めた各国のスイーツやお土産まで、様々なハラール食品を扱う店内を巡りました。

商品情報に書かれた国旗や国名をチェックしたり、販売されているハムやソーセージの材料に着目したり、マンゴーを使ったスイーツが多いことに気づいて店員の方に理由を尋ねたりと、それぞれの視点でムスリムの食文化についてリサーチしていました。

ハラール認証がついた日本の食材を見つけた学生

最後に、トルコの定番菓子である「バグラヴァ」の購入・試食も行い、食文化を体感しました。

ゼミ生たちは日本の文化とは全く違う建築様式や装飾品、東京ジャーミィの歴史や中東の地域・文化に関する展示資料なども興味深く見学。

学生の一人は、「モスクを訪れる前は、ニュースでイスラム教が関わる紛争などが報道されていたことから、イスラム教に対してあまり良いイメージを持っていませんでした。しかし、実際に訪れてみると、礼拝者の方々が真摯に祈る姿や、見学者に笑顔で接してくださる様子が印象に残りました。今回の見学を通して、イスラム教に対するイメージが大きく変わりました」と振り返っています。
「メディアを通して形成されたイメージと、現地で実際に見聞きしたこととの違いに気づくことは、文化人類学におけるフィールドワークの重要な学びのひとつです。今回の経験を、秋学期以降の個人研究における問いやテーマの発見につなげてほしいと考えています」(中村知子専任講師)