Academic Life & Research
教育・研究

PBL
人間科学

子どもの発達段階に合わせたおもちゃを研究!福田ゼミPBLのプレゼンテーション

PBL,人間科学

2026.08.28

東洋学園大学では、都心の立地や大学の持つ様々なリソースを生かした「TOGAKU PBL」(PBL=課題解決型学習)を積極的に推進しています。

人間科学部の「発達心理学ゼミ」(福田佳織教授)では、オリジナル「おもちゃ」の制作を通じて子どもの発達や成長を研究するPBLを行っています。
7/13(月)、成果発表として、ゼミ生たちが企画したおもちゃのプレゼンテーションが行われました。

同ゼミでは6月に「東京おもちゃ博物館」を訪問し、多彩な遊びを体験したり、子どもたちの行動を観察したりといったフィールドワークを実施。
その後は、3班に分かれて図書館での調べ作業、オリジナル「おもちゃ」の企画&制作を行い、今回のプレゼンを迎えました。

最初に発表したのは、卓上サイズの箱内でゴムを使ってピンポン玉サイズのボールを飛ばしてお互いの陣地に入れあうという、対戦形式のおもちゃ「ポイントシューティング」を考えたチーム。

ゴムを使った仕組みや、仕切りでの難易度調整でオリジナリティを持たせたそうです。
対象年齢を7~9歳に設定したことで、「ルールや約束を理解し守ることができる」「2桁以上の足し算ができる」といった発達的特徴に合わせたゲーム性を作るためのルール(難易度)調整に苦労したとの報告があったほか、福田教授との質疑応答では繰り返し遊ぶための耐久性や素材についても意見交換が行われました。

次のチームは、動物のイラストを合わせていく神経衰弱風のおもちゃ「どうぶつマッチングゲーム」(対象年齢4~6歳想定)を提案。

試作品は柔らかい色のイラストが描かれた丸いカードで、カードの形やイラストの色、描く動物の選び方など、幼い子どもたちの安全や親しみやすさに配慮しながら作ったそうです。
発表学生からは、「もう少しオリジナリティを足したほうがよかった」という反省点も聞かれました。

最後のチームが発表したのは、「ひっぱるサプライズボックス」。

「指先の発達」「因果関係の理解」「好奇心」といった発達的特徴を踏まえて、「ひもを引っ張ることで中身が飛び出す」面白さを味わえるおもちゃを考えました。

箱の中にはあえて色や素材が異なるものを詰め込み指先の感触や色の刺激を楽しめるように工夫したほか、ボックスの角処理や紐の長さ、中身の大きさを工夫し、幼児の誤飲や事故の防止にも配慮。
質疑応答では、対象年齢を定めるうえで、おもちゃの起動条件である「細いひもを引っ張ることができる」発達段階がどの程度の年齢か、という指摘が行われました。

今回のPBLを通じて、子ども向けの「おもちゃ」や「遊び」をテーマにアイデアをねり、作品を仕上げることで、子どもの発達や成長の関わりについて深く考え、実践する機会となったようです。