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教育・研究
特別講座「世界の分断が進む中でアジア共同体を再認識する」第3回 「米中関係と我が国の展望」
2026.10.20
本学では、一般財団法人ユーラシア財団from Asia助成による特別講座を開講しています。
2年ぶりに開催される今年は、「世界の分断が進む中でアジア共同体を再認識する」という全体テーマのもと、アジアの諸問題に関する専門家や有識者を講師として招へい。
全15回のオムニバス形式で講義を行います。
10/1(木)に開催された第3回は、講師として一水会代表の木村三浩氏にご登壇いただきました。
今回の講義テーマは「米中関係と我が国の展望」。
在野の民族派団体である一水会の代表として長年活動し、精力的な中国大陸・台湾訪問の経験を持つ木村氏に、激動する米中関係の動向と、我が国が目指すべき外交・安全保障の針路についての知見をお話しいただきました。

木村三浩氏
講義冒頭、木村氏は最近の政界における日中交流について言及。
さらに、今年4月に訪問した北京での「中日交流フォーラム」における意見交換など、自身が実見・対話してきた日中関係の現状について語りました。
その上で、昨年来の台湾情勢をめぐる言動について、「中国・台湾はもちろん、アジアや世界との関係を多角的に考えるべき」という私見を提示。
東アジアの緊張感が高まる中、「ファクトに基づいて言論を展開すること」や、「現場での対話がいかに重要であるか」について、独自視点で分析されました。

講義中盤では、直近の米中首脳会談の動向について解説。
米中間の交流が増加する動向に触れつつ、「日本は国際的な立ち位置を俯瞰し、問題があるときこそ直接訪中して対話すべきでは」という木村氏の視点から考察が展開されました。
講義後半、日本の歴史認識とアジア諸国との向き合い方にについて言及した木村氏。
「歴史的事象を是々非々で検証し、真摯に検証・記憶していくこと」の重要性を指摘するとともに、これまでの戦後日本のあり方を見つめ直すべきとも言及しました。
最後に、「対米一辺倒や従属的な構造を乗り越え、日ロ平和条約の締結や日朝国交正常化など、自主的な外交の多角化を行う」という課題を提起し、講義を締めくくりました。

講義終了後には質疑応答の時間が設けられ、「なぜ中国は台湾にこだわるのか」という質問に対し、歴史的な背景を交えた丁寧な回答をいただきました。
同講座は本学学生が履修するほか、一般の方も受講可能な公開講座として開講されています。各回の講師・テーマ、聴講のお申し込み方法は以下ページよりご確認いただけます。