Academic Life & Research
教育・研究
特別講座「科学技術革命とアジアの未来―アジア共同体への新しいアプローチ」第5回報告
2019.10.30
10/25(金)、2019年度ワンアジア財団助成特別講座「科学技術革命とアジアの未来―アジア共同体への新しいアプローチ」第5回を実施。
講師に雷 海涛氏(桜美林大学教授)を迎え、「飛躍するチャイナ・イノベーション―米中技術覇権争いの行方」というテーマでお話しいただきました。


雷 海涛氏
講義では、中国の半導体市場や関連政策など技術関連の市場の状況をはじめ、IT化・ライフスタイルがどのように変化しているか、スマートフォン関連の有名企業である中国のファーウェイ社とアメリカのアップル社の比較など身近な企業の事例を交えてお話しいただきました。
また、「イノベーション(創造的破壊)」をキーワードに、中国のベンチャー企業や技術改革に関する最前線の取り組みについても解説した上で、ユニコーン企業数やイノベーション力、AI分野、グローバル化など多角的な視点でアメリカと中国を比較。
さらに、日本企業における中国ビジネスの展望や、今後評価される可能性があるインバウンドやサービス、匠精神、経営管理、建築・都市計画など日本ならではの強みについてもお話しいただきました。
次回は11/1(金)、元世界銀行グループMIGA長官、一帯一路日本研究センター副代表の井川紀道氏を講師に迎え「資本交流の新展開―アジア・中国・日本にとっての新たな挑戦」というテーマで開講します。
本講座は1/10(金)まで毎週金曜の3限(13:00~14:30)に本郷キャンパスで開講します。
※12/27(金)・1/3(金)は休み
詳細および一般の方の受講お申し込みについては下記ページをご覧ください。