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教育・研究

人間科学

消防士や社会福祉士など地域で活躍する職業についてゲストに学ぶ

人間科学

2021.06.14

人間科学部科目「地域ではたらく」(宮園久栄教授)では、様々な職業のゲストを講師として招き、地域社会を支える仕事について学んでいます。
5/4(火)は本学の卒業生で川崎市消防局に勤務する仲松みなみ氏、6/1(火)には文京区社会福祉協議会のコミュニティソーシャルワーカー(地域福祉コーディネーター)である森田氏がオンライン登壇し、地域との関わりやお仕事内容についてお話を伺いました。

6/1(火)のオンライン授業の様子

5/4(火)にゲスト講師を務めた仲松氏は、2009年に本学を卒業後、消防士として川崎市消防局へ入職。
結婚・出産を経て、現在は地域の防火・防災の呼びかけや広報活動等の業務を担当されています。

仲松氏(2019年に撮影)

 

授業では、消防士を目指した経緯や消防学校の教育内容、消防士の多岐にわたる仕事内容、地域との関わり方などについてお話しいただきました。
特に、「消防士には消火活動以外にも様々な仕事がある」「育児休業や育児短時間勤務など、女性が働き続けるために必要な制度が整っており、“男性の職場”というイメージの強い職業であるが、女性も働きやすい職場である」といった情報は学生たちにとって意外な発見だったようで、「参考になった」との感想が多く聞かれました。

6/1(火)は、文京区社会福祉協議会の地域福祉推進係で地域福祉コーディネーター兼生活支援コーディネーターとして活躍する森田有佳莉氏が登壇。

森田氏

認知症を抱えた住民の不安解消、子育て女性の居場所紹介など、公的サービスだけでは対応しきれない、「制度のはざま」となってしまっている人々や地域の課題を解決するための「つなぎ役」であるコーディネーターの仕事について、事例紹介を交えながらお話しいただきました。

「孤立する方を減らし地域の繋がりづくりを続けていくために、他機関や地域住民と協力しながら相手に寄り添った支援をしていきたい」という森田さん。
入職3年目で年齢が近いということもあり、学生からは「持っておいたほうが良いスキル」「就職活動の進めかた」といった質問・相談があり、将来について具体的に考えるきっかけとなった様子が見られました。

同授業では、今後も様々なゲストを招き、地域を支える職業について学びを深める予定です。