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現代経営

「消費者行動」において、(株)資生堂・関川祥氏を招聘し、人気商品のマーケティング戦略の知見を学ぶ

現代経営

2021.07.07

6/21(月)、現代経営学部の科目「消費者行動」(本庄加代子准教授)にて、㈱資生堂ブランド法務室室長の関川祥氏をゲスト講師として招聘。人気の制汗剤ブランドのブランド・マネジメントや、調査から見出すターゲット・インサイトについてオンライン講義をしていただきました。

(株)資生堂・関川祥氏

今回のテーマは、特に高校生に人気が高い制汗剤ブランド「シーブリーズ」。
講義では、ブランド・マネジメントの4要素について、実際に現場の社員がどのように考え、広告戦略を立案・実行しているかを詳しくお話しいただきました。

授業内では、「なぜか中高生をモデル・ターゲットにしていることが多い」というリフレッシュメント市場全体の広告戦略傾向や、シーブリーズがこれまで展開してきたキャンペーンなど、様々な事例を紹介。
さらに、戦略の裏付けとしてカスタマー(消費者)のターゲット・インサイトを考えるうえで重要となる「ベネフィット思考」についてお話しいただきました。

質疑応答では「1995年と2010年の広告比較を受けて、ブランドの大改革を感じた。ブランドの立て直しにはどのくらいの期間がかかるのか」という学生からの問いかけが。
関川氏からも「超グッドクエスチョンですね!」との言葉をいただき、消費者ニーズの変遷に合わせたシーブリーズシリーズのリブランディング戦略についてもお話しを伺うことができました。
他にも、企画会議の様子やマーケティング担当者に必要なスキル、コロナ禍の影響など、現場や市場のリアルな様子に関する質疑応答が相次ぎ、“理論をベースに旬のケース(事例)から学ぶ”という現代経営学部らしさあふれる授業となりました。