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[現代経営研究会]急成長企業ワークマンの経営手法とは?ワークマン専務取締役・土屋氏による第3回講演を開催

現代経営,大学院

2021.11.04

10/27(水)、「現代経営研究会」の第3回講演をZoomウェビナーで開催しました。
今回の講師は、株式会社ワークマン 専務取締役の土屋哲雄氏。「ワークマン式 『しない経営』 4000億円の空白市場を切り拓いた秘密」というテーマでお話いただきました。

30年以上の商社勤務を経て、2012年にワークマンに入社したという土屋氏

1980年の創業以来、機能性の高い作業着を作り続けてきたワークマン。近年ではWORKMAN Plus、#ワークマン女子といった新形態の店舗を展開し、アウトドア愛好家や女性からも注目を集めていますが、その仕掛け人こそが土屋氏です。作業着の「見せ方を変える」ことで客層を拡大し、ワークマンを急成長へと導いてきました。

話題のWORKMAN Plusや#ワークマン女子についてのお話も

ワークマンでは、現場の社員が自分で考え、実験・検証することを大切にしており、「そのやり方が、新しい市場を切り拓くことにもつながった」と土屋氏。現場の社員が「作業服をマネキンに着せる」という実験を行い、売り上げが上がったことから、「見せ方を変えればもっと売れるのでは」と気づいたそうです。そして結果的に、高機能・低価格のアパレル市場=4000億円の空白市場を開拓した、というストーリーをお話いただきました。

「経営目標は客層拡大の1つに絞る」など、ワークマン式の経営を説明

講演ではほかにも、ワークマン式「しない経営」とは何か?についてや、「第2のブルーオーシャン市場」でどのように発展してきたか、インフルエンサー活用法、SNSでバズる店舗の条件など、さまざまな経営秘話をお聞かせいただきました。
なお、前回に続き今回も、感染症対策を徹底したうえで少人数の学生のみ対面形式で受講。
講演後には、会場とリモート参加者から多くの質問が寄せられ、活発な質疑応答が行われました。

会場で土屋氏に質問する現代経営学部の学生

次回の現代経営研究会は11/10(水)に開催。株式会社アークコミュニケーションズ代表取締役の大里真理子氏を迎え、「失敗から学ぶ経営――海外事業の経験を起業に活かす」というテーマで講演いただきます。

詳細・受講のお申込み(事前登録制)は以下リンク先にてご確認ください。
現代経営研究会
※一般の方々はZoomウェビナーでのご参加となります。ご了承ください。