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学生発のSDGsプロジェクト“ゴミプロ”が進行中!

2022.04.14

キャンパスライフ

大学のゴミ箱にあふれるペットボトルやレジ袋などのゴミ。これらを減らすために、自分たちにできることってなんだろう――?そんなテーマを探求するべく、現代経営学部の有志学生6名が立ち上げた「日本一ゴミの出ない大学プロジェクト ~トーガクノミライヲカエヨウ~(通称“ゴミプロ”)」。そのプロジェクト名の通り、目標は「TOGAKUを日本一ゴミの出ない大学にする」こと。いったいどんなメンバーが、どのような想いで“ゴミプロ”に取り組んでいるのか取材してみました。

Topics 1

“ゴミプロ”始動のきっかけは?

“ゴミプロ”の発端は、現代経営学部「新商品開発ゼミ」(安藤拓生准教授)の授業でした。同ゼミでは昨年、「大学施設のデザイン」をテーマにした研究を実施。ゼミ生たちはエンカウンターラウンジ(4・5号館新エントランス)の活用アイデアを考案し、本学の広報室職員や施設課職員に向けてプレゼンテーションを行いました。
プレゼンテーションの様子はこちら

2021年3月にリニューアルしたエンカウンターラウンジ

そして、その授業をきっかけに「提案するだけでなく、具体的なプロジェクトに取り組んでみたい」と意欲を見せたゼミ生がいました。手を挙げたのは、4名の4年生(当時3年生)。さらに、同学部の3年生(当時2年生)2名も「先輩たちと一緒に何かやってみたい」と加わり、計6名でプロジェクトチームを結成することになりました。

プロジェクト内容ついて議論するメンバーたち

メンバーたちがまず取り組んだのは、「具体的にどんなプロジェクトを実行するか」という話し合い。広報室職員も交えて週1回のミーティングを重ねる中で、メンバーの多くが環境問題やSDGsに関心を持っていることがわかりました。そこで、活動のメインテーマを「ゴミの削減」に設定し、手始めに「自分たちの大学のゴミ」について調査することに。

大学のゴミの実態を調査することからスタート

施設課の職員に話を聞き、大学で出るゴミの量や処理費用が想像以上に多いことを知ったメンバーたちは、「身近な大学のゴミを減らすことから始めよう!」と一致団結。そして、「日本一ゴミの出ない大学プロジェクト ~トーガクノミライヲカエヨウ~」=通称“ゴミプロ”と題したプロジェクトが始動することになったのです。

プロジェクト名の通り、目標は「TOGAKUを日本一ゴミの出ない大学にする」こと。将来的には、「学生たちがゴミ削減に取り組む→ゴミ処理費用を削減→削減分を学生たちに還元」という仕組みを構築していきたいと考えているようです。

Topics 2

ポスター&CMで認知度アップへ!

“ゴミプロ”発足後、メンバーたちは「自分たちの存在や活動について広くPRすることが先決」と、まずはプロモーションのためのポスター&CM制作に力を注ぎました。

“ゴミプロ”のメンバー。左から大和さん、熊田さん、桑原さん、番さん、稲井さん、北島さん

ポスターは、メンバー各自のゴミ問題に対する考えや伝えたいことを落とし込み、6人6通りの内容に。「どのようにアプローチすれば見る人が興味を持ってくれるか」を意識してメッセージやデザインを考え、何度も練り直し、要素を絞り込んでいきました。

現代経営学部4年鈴木あんさんの協力を得て6種類のポスターを制作

たとえば、大和さんのポスター(右上)は、自分が普段から取り組んでいる「サステナブルなこと」をわかりやすく表現。また、稲井さんのポスター(左下)は、「目に見えない海の中のゴミにも気づいてほしい」と、海中を“見える化”したイラストを取り入れました。

同じ学生の目線で呼びかけることで、ポスターを見た学生が「自分もやってみようかな」と実践したり、ハッと気づいたりするきっかけになってほしい――。そんな想いを込めて制作された6種類のポスターは、新学期から学内各所に掲示しています。

大学近隣のバスケットボールのコートで行われた桑原さんのCM撮影

CMも自分たちで絵コンテを作成し、メンバーそれぞれの個性や想いが伝わる演出に。バスケットボールが得意な桑原さんは、コートでペットボトル飲料を飲むシーンを撮影。また、熊田さんは、“マイストローマエストロ”と名付けた指揮者役になりきって出演。いずれも、「日常生活の中でゴミ削減に取り組んでいるつもりでも、もっとできることがあるのでは?」と訴えかける内容に仕上げました。

メンバーが作成したCM絵コンテの一部

熊田さんのCMシーン。マイストローを指揮棒に見立てたユニークな演出

6人それぞれのパートをつなげ、ナレーションを入れたCMは、約3分半にも及ぶ大作に。
学内4か所に設置されているデジタルサイネージなどで流しています。

CMはこちら
「行くぜ!TOGAKUエコ活動大作戦」

CMのナレーション収録の様子

Topics 3

プロジェクトにかけるメンバーの想い

忙しい大学生活の合間を縫って、“ゴミプロ”の活動に取り組む6人のメンバーたち。どんな想いで参加しているのか、また、活動を通じてどのような学びや気づきがあったかを一人ひとりに聞いてみました。

桑原寛さん(現代経営学部4年)のコメント

「以前から大学でゴミ箱を目にするたびに『ゴミの量が多いな』と感じていて、『大学ではどんなゴミが出ているんだろう』、『処理にはどれくらいのお金がかかるんだろう』と気になっていました。“ゴミプロ”の活動を通じて、そういう身近な疑問を調査したり、さらには世界がどんなゴミ問題を抱えているかを学んだりしています。ゴミ問題は、自分が生きていくうえで永遠に切り離せない問題なので、深く学ぶ機会を得られてよかったです」

 

 

熊田光希さん(現代経営学部4年)のコメント

「当初はゴミ問題についてあまり興味がなかったのですが、活動を通じて『ゴミを減らすといいことがある!』と気づき、やる気が湧いてきました。自分は動物が好きなので、『ゴミを減らせば野生動物たちが生きる環境も守れる』という気持ちがモチベーションになっています。“ゴミプロ”の活動は学生が主体となって企画を考えるので、企画のプロセスを学ぶいい機会にもなっています。この経験を活かして、将来は企画に関わる仕事に就きたいです」

 

 

大和めぐみさん(現代経営学部4年)のコメント

「もともと環境問題や社会問題に興味があり、ビーチクリーンなどに参加していました。“ゴミプロ”の活動を通じて実感したのは、『行動する』ことの大切さ。勇気を出して行動したことで、同じ想いを持つ仲間と出会えたし、視野も広がりました。今、日本の環境問題は、時間やお金にゆとりのある人が取り組んでいる印象ですが、もっと裾野が広がって、ゴミを捨てないことが当たり前になったらいいなと思います。その第一歩として、まずは大学内を変えていきたいです!」

 

稲井拓斗さん(現代経営学部4年)のコメント

「2年次の授業で『これからの消費者は持続可能な商品を好む』と学び、SDGsに興味を持ちました。その頃から、大学のゴミ箱にあふれるペットボトルの存在や、アルバイト先のコンビニでレジ袋を買う人が多いことが気になっていて、『自分にできることからやってみよう』と考えていました。“ゴミプロ”の活動に取り組む中で、SDGsへの想いがさらに強くなり、SDGsに積極的な企業に就職して企画の仕事をしたいと思うようになりました」

 

 

北島菫さん(現代経営学部3年)のコメント

「コロナ禍で何かやりたくてもできない状況だった時、安藤先生から紹介されて“ゴミプロ”のメンバーになりました。コンビニのアルバイトを通じて、食べ物の廃棄がとんでもなく多いことを知り、廃棄を含むゴミ問題に関心を持っていたので『まずは身近な大学のゴミを減らすことに挑戦したい』と思いました。当初は『ゴミ箱をなくせばゴミは減るのでは?』と考えていましたが、活動を通じていろいろな人の意見を聞く中で、『そう単純にはいかない』とわかり、視野を広げるきっかけにもなりました」

 

番麟太郎さん(現代経営学部3年)のコメント

「以前はゴミ問題に関心が薄く、安藤先生から“ゴミプロ”を紹介された時も、『コロナ禍であまり通学できていないし、学校に来るチャンスが増えていいかな』くらいの気持ちで参加しました。でも、実際に活動していくうちに、さまざまなエコやリサイクルの方法があることを知り、追求するのが楽しくなっていきました。自分がゴミ問題に無関心だったからこそ、無関心な人に『気づき』を持ってもらえるような活動をしていけたらと思います」

 

 

個性豊かな6人のメンバーが、それぞれに熱い想いを持って取り組む“ゴミプロ”。
近いうちに「ゴミを減らすゴミ箱」のアイデアコンテストなども開催予定とのことで、この先も彼らの活動から目が離せません!

アイデアコンテストの開催に向けたミーティングの様子