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産学連携マーケティングプロジェクト(前編)

2019.12.12

現代経営,研究

トレンドもコミュニケーション手段も、そして人々のライフスタイルや考え方まで、ものすごい速さでアップデートされていく現代の日本。そんな社会情勢に合わせて、マーケティングの発想や手法も日々進化しています。東京のど真ん中に位置するTOGAKUは、最先端のマーケティングを学ぶのに最適な環境。現代経営学部「マーケティングとメディア研究ゼミ」(八塩圭子准教授)では、実在する企業との産学連携プロジェクトを通じて、今の時代に求められる実践的なマーケティングを学んでいます。

Topics 1

企業とのコラボレーションで マーケティングの実務を疑似体験

学生発のマーケティング戦略を企業に提案

ビジネスの現場を肌で感じ、よりリアルに学ぶために――。現代経営学部の「マーケティングとメディア研究ゼミ」(八塩圭子准教授)では、実在する企業にご協力いただき、マーケティングの実務を疑似体験する産学連携プロジェクトを2017年度から行っています。

2017年度はLG エレクトロニクス・ジャパン株式会社との産学連携プロジェクトを実施

初年度は、目白大学社会学部社会情報学科のゼミ(長崎秀俊准教授)とも連携しながら、LG エレクトロニクス・ジャパン株式会社との産学連携を実施。「LGが有機ELテレビを日本で売っていくには?」をテーマにマーケティング戦略を研究・提案しました。

また、2018年度は日清食品株式会社との産学連携を実施。カップヌードルをはじめとする人気商品を「5年後に売上倍増させるには?」というテーマで販売戦略や商品展開のアイデアを提案しました。

2018年度は日清食品株式会社との産学連携プロジェクトを実施

そして2019年度は、「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」などを手掛ける株式会社東急モールズデベロップメントとのコラボレーションが実現。学生発のショッピングセンター活性化策を同社に提案する目的で産学連携プロジェクトを行いました。

 

都心の大学だから、フットワーク軽く動ける

いずれの産学連携プロジェクトも、学生たちが企業のショールームや関連施設などを視察し、対象物への理解を深めたうえでマーケティング戦略を練り上げていくのが特徴です。このようにフットワーク軽く動けるのも、都心を拠点とするTOGAKUならではの強み。学外へ飛び出して自分自身で体感し、現場で働く人々から直接話を聞くことで、より現実味のあるプランが生まれます。

マーケティングの対象物への理解を深めるために、視察も入念に行う

Topics 2

2019年度のテーマは ショッピングセンターの活性化

東急モールズデベロップメントとのコラボが実現!

ここからは、2019年度に行われた株式会社東急モールズデベロップメントとの産学連携プロジェクトの様子を詳しくご紹介していきましょう。

本プロジェクトは、八塩ゼミの3年生を対象として5月にキックオフ。一方、東急モールズデベロップメントの若手社員(入社2年目)に対するプロジェクト型研修としても活用いただきました。

「たまプラーザテラス」を視察する学生たち

プロジェクトの幕開けは、東急モールズデベロップメントの社員の方々に来学いただき、経営理念や運営するショッピングセンターについてご説明いただくことからスタート。その後、今回の題材となる4つのショッピングセンターの視察へと向かいました。ひとくくりにショッピングセンターといっても、立地によって客層が異なり、それに応じてマーケティング戦略も変わってくるため、一つ一つ視察して特性を理解することが大切なのです。

対象施設を視察し、それぞれの“強み”と“課題”を体感

学生たちは「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」「武蔵小杉東急スクエア」「たまプラーザ テラス」「港北TOKYU S.C.」を訪れ、社員の方々にご案内いただきながら、各施設の“強み”と“課題”を自分たちの目で確認しました。

2日間に分けて4つのショッピングセンターを視察

視察を終えた学生からは「今までは“お客さん”側の視点だったので、価格帯や客層、設備や設計に理由があることを考えたことがありませんでした。この視察を通じて、運営側の視点でショッピングモールを捉えることができ、施設ごとの特長や戦略の違いについて新たな発見がたくさんありました」などの声が聞かれました。

動画はこちら
[動画]八塩ゼミ×(株)東急モールズデベロップメントの産学連携プロジェクト、ショッピングセンター視察の様子を紹介

Topics 3

視察やリサーチをもとに プランを立案・発表へ

活性化プランを練り上げ、8月に中間発表を実施

視察後は、各ショッピングセンターの担当班に分かれ、課題を分析・整理したうえで活性化プランを立案。“机上の空論”にならないように、現場で働く方々の生きた意見を取り入れたり、アンケート調査などのリサーチを行ったりと、ブラッシュアップを重ねました。

そして、8月にはたまプラーザ テラス内のホールで、社員に向けて中間発表を実施。発表を終えた学生からは、「緊張しましたが、提案内容について社員の方々から直接アドバイスをいただけて参考になりました。様々な意見を踏まえて、さらに企画をよくできるように頑張りたい」などの声が聞かれました。

社員の方々を前にした中間発表の様子

ゼミ合宿を経て、いよいよ最終プレゼンテーションへ

9月には石川県金沢でゼミ合宿を行い、東急モールズデベロップメントが運営する「香林坊東急スクエア」の視察も実施。社員の方々に同施設の取り組み事例をご紹介いただいたほか、ゼミ生が考えた活性化プランに対するアドバイスもいただきました。さらに、産学連携の実例として、ショッピングセンター内で地元の専門学校の学生が学外授業として実習を行うレストランを見学。最終プレゼンテーションに向けたヒントを探しつつ、学生たちの士気や結束も高まったようです。

金沢でのゼミ合宿を通じて、チームの結束力もアップ

ゼミ生たちは、これらの経験をもとに活性化プランをさらに磨き上げ、11月に最終プレゼンテーションを実施。後編では、その様子をお届けします。