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初公開のお話盛りだくさん!小島瑠璃子さんが語る中国留学体験談。特別講座「未来は共に創る」第4回

地域間連携

2023.10.18

本学では、一般社団法人ユーラシア財団from Asia助成による特別講座を開講しています。
今年は一般聴講者を含む対面での講義が復活し、「未来は共に創る――アジア共同体の新しい地平線」という全体テーマのもと、アジアの諸問題に関する専門家や有識者を講師として招へい。
10/12(木)に開催された第4回は、中国に留学経験をお持ちのタレント・小島瑠璃子氏を講師に迎え、現地で感じた日本と中国の違い、人々との交流についてお話を伺いました。

小島氏はタレントを休業して今年6月初めから8月末までの3か月間、念願だった中国・上海への語学留学に挑戦された経験をお持ちです。

講義冒頭、「中国語は、日本人にとってものすごく入りやすい言語」「日本人は漢字を使えるため、周りの外国の方々に比べて学習しやすく、第二外国語、第三外国語として学ぶにはとても有利な言語だと思う」とのお話が。
さらに、留学先の大学など初公開の情報をたくさん交えながら、現地の食事、専用のアプリを使うと町のどこにでも乗り捨て可能というレンタサイクル事情、電子マネーやスマートフォン事情など、ご自身で撮影した動画や写真を使って詳しくお話しいただきました。

専用アプリで借りられるレンタサイクル

小島氏は中国愛と同時に日本愛も強く、「日本と中国の間で何か面白いことができないかな」と考えて留学し、現地で中国の良さを感じるたび、常に「日本に取り入れられるものはないか」と考えていたといいます。
現地でクラスメートをはじめ様々な友人・知人と交流する中で、中国人の「情の熱さ(熱情)」と、「少しのミスや不都合があってもとにかく前に進むというスピード感」に驚いたそうです。

フルーツやナマジュース、麻辣湯など現地の食事情も紹介

講義中盤では、中国での電気自動車普及に向けたナンバープレート取得に関する取り組みやテスラ社誘致時の特例措置、自動運転トラックの実証実験用に広大な砂漠を利用して専用道路を建設する…といった、大胆でスピード感ある政策・ビジネスの動きも紹介いただきました。

緑が電気自動車、青がガソリン車のナンバープレート

さらに、留学中に様々な人々と交流する中で、「中国の人は日本のことがとても好き」だと感じたと小島氏。
「同級生や中国の方からは、『日本のものがあると安心感がある』という意見が多い」と、中国の人々が日本に対して“真面目”“実直”“信頼できる”というイメージを持っていること、そのイメージから、「特に最近は日本製の薬やサプリメントなどの分野が人気であること」などをお話しいただきました。

講義後の質疑応答では、中国語の進歩や美味しかった食べ物といったお話に加えて、「日本が嫌い、という人に会ったことは?」「情報統制を感じたことは?」といった質問に、実際に留学した方ならではのリアルな感想やアドバイスを回答。
アジアの社会や文化、人的交流について学ぶ学生たちにとって大変貴重な経験となりました。

同講座は本学学生が履修するほか、一般の方も受講可能な公開講座として開講されています。
各回の講師・テーマ、聴講のお申し込み方法は以下ページよりご確認いただけます。

一般財団法人ユーラシア財団 from Asia 助成 特別講座
https://www.tyg.jp/koukaikouza/oneasia/index.html