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教育・研究
アメリカの大学生が喜ぶ観光プランとは?Birchleyゼミの浅草学外研修
2024.06.26
6/10(月)、現代経営学部の「Business is Peopleゼミ」(Sarah Louisa Birchley教授)3年生が学外研修を実施。
インバウンド向けツーリズムビジネスの実践として、サム・ヒューストン州立大学(SHSU)の学生をゲストに迎えてオリジナルの観光ツアーを行いました。

同ゼミでは春学期の活動として、「インバウンド向けの観光ツアー企画」をテーマとしたPBL(Project Based Learning)を行っています。
今回の学外研修に向けて、ゼミ生たちは少人数グループに分かれてそれぞれ個性的なツアーを企画。
「日本文化体験」「映えスポット巡り」「食べ歩き」など、海外からの観光客が喜びそうなテーマでプランを練り上げました。
「映えスポット」をテーマにしたチームは、事前にリサーチした撮影スポットを案内。
チェキを使って写真を撮り、記念にプレゼントするというサービスを行いました。

さらに、浅草寺では、参拝の方法や御守り・お札といった日本ならではの文化・風習について、実演を交えながら英語で案内しました。

実施当日、浅草の仲見世は様々な国からの観光客で大賑わい。
ゼミ生からは「(混雑等で、当初予定していたツアーが)思い通りに行かなかった」という声も上がりましたが、そんな中でも各学生が英語やジェスチャーを駆使してSHSU学生の質問や希望に応えるべく奮闘。
「(SHSUの学生が)ご飯に興味がないのが意外だった。どちらかというとおみくじなどに興味津々だった」など、海外からの観光客がどのようなお店や商品に興味を持つかなど、新たな発見もあったようです。
後日、ツアーを振り返ったゼミ生からは、「英語を流暢に話せる訳では無いけど、ジェスチャーや単語の組み合わせでお互いが理解し合えて、コミュニケーションをとることができた」「いろいろな方法で工夫して会話できるように頑張った」といった感想が。
さらに、「外国人と仕事をするうえで何が一番重要か」という問いに対しては、英語力(リスニング・スピーキング)やコミュニケーションについての意見に加え、「協調性」「(相手を)理解しようとすること」「相手の国の文化を勉強する」「自分のことを知ってもらう」といった、多文化理解に関する視点での意見も多く聞かれ、学びの多い取り組みとなりました。
Birchley教授のコメント:
このプロジェクトを通して、彼らは自分自身について、文化について、そして将来外国人と働く方法について学びました。日本は変わりつつあり、少子化のため、労働力供給のために日本で働く外国人が増えています。その結果、現代経営学部の学生は外国人と一緒に働くことになるでしょう。すでに多くの学生がアルバイトで実践していることですが、今回の経験は、異なる文脈で実践する機会を与えてくれました。プロジェクトを通して、学生たちは、実社会でのチームワーク、計画性、コミュニケーション能力を向上させることができます。