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教師と生徒、両方の視点から考える。「特別活動指導法」の「模擬遠足」

グロコミ,英コミ

2024.08.08

7/20(土)、教職課程科目「特別活動指導法」(樋口大夢専任講師)を履修するグローバル・コミュニケーション学部3年生が「模擬遠足」を実施しました。

この「模擬遠足」のプランは、授業でグループごとに発表されたプランの中から投票で決定。
今年度は、「お台場周辺で日本科学未来館での学習をはじめとした様々な学びを組み込んだプラン」が選ばれ、実施を通して特別活動における学校行事の企画や生徒を引率する際のポイントを学びました。

「特別活動」は、学級(ホームルーム)活動、児童(生徒)会活動、学校行事、及び、クラブ活動(小学校のみ)からなる学校教育の営みを指します。
学校教育で行う遠足は、そうした営みを構成する要素のひとつになります。

今回、学生たちは文京区にある公立中学校2年生を想定した「遠足」の企画・実施に挑戦しました。

学生が作成した「しおり」の表紙

現地では、プランを立てた学生2名が教師役、それ以外の学生が生徒役となり、遠足のコースや内容について検討を行いました。

教師役の学生が列の前後で引率

学生たちは、100名程度生徒を引率することをイメージしながら、大人数が集合できる場所、町での歩き方、お店の混雑、公共交通機関利用時のマナーなどを確認。
さらに、「外国人観光客に対する英語インタビュー」という、英語科教員としての視点を組み込んだ企画を実践しました。

今回は、前年度に「模擬遠足」を経験した4年生も参加。
教職課程の3年生と4年生が協力してよりよい学びを追究しました。

履修学生たちは、実際に「模擬遠足」を実施してみたことにより、実施する前には想像することもできなかったような課題に直面しました。
「模擬遠足」から2日後に行われた振り返りで履修学生たちは、見つけた課題を洗い出し、グループに分かれて徹底的に議論しました。

「模擬遠足」から2日後の教室では、振り返りの議論を活発に展開

樋口専任講師のコメント:
来年度に行う教育実習では、今回の学びを活かして様々なことに挑戦してもらいたいと思います。